魚の視野は?

 

● 視野の広さ

・魚の目は頭の左右に位置しているため、片方ずつ独立して周囲を見渡せます。
・多くの魚は左右それぞれ約150〜170度程度の視野を持ち、両目を合わせると合計約300〜350度をカバーできます。
・真後ろだけは死角となることが多いですが、背ビレを動かしたり体をひねることである程度補えます。


● 立体視(両眼視)の範囲

・人間は前方で約120度の立体視が可能ですが、魚の場合は前方30〜40度程度しか立体視できないといわれています。
・多くの魚は左右を別々に見る“モノキュラー視(単眼視)”がメインで、前方だけが立体的に見える構造です。
・一部の肉食魚(カジキ、バスなど)は前方の立体視範囲が広めです。


● 水中での見え方

・水中は光の屈折が強く、魚は物をやや拡大されて見ています(1.3〜1.4倍)。
・水中の濁りや光量によって見える範囲は変わりますが、視野自体は陸上より広いのが特徴です。


● 上下方向の視野

・魚は目が横についているため、基本は左右と少し上方をよく見ます。
・下方向はやや見えにくい種が多く、底生生物を捕食する魚(ヒラメなど)は眼の位置が上を向いており、下方向も視認しやすい構造です。


● 種類による差

・**回遊魚(ブリ、カツオなど):**広い範囲を素早く確認できるよう、視野が非常に広い。
・**待ち伏せ型の魚(カサゴなど):**前方の視野がやや広めで、動体視力も高い。
・**深海魚:**暗所に適応し、光を集める大きな目を持つが視野自体は狭め。

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