● 生物学的には「どちらも同じ種」
・イガイとカラス貝は、ともに「ムラサキイガイ(Mytilus galloprovincialis)」という外来種の2枚貝です。
・つまり分類上は**“同じ貝”**であり、「大きくなったから別種になる」ということはありません。
● 呼び方の違いは“地域や漁師言葉”によるもの
| 呼び方 | よく使われる場面 |
|---|---|
| イガイ | 一般的な名称。釣りや学術的にも使われる |
| カラス貝 | 黒くて大きな個体を指す俗称。特に漁師・釣り人がよく使う |
| ムール貝 | 主に食用の輸入・養殖個体(分類的にはほぼ同種) |
・このように、「大きい個体をカラス貝」と呼ぶ地域は多いですが、
種としてはすべて「イガイ(ムラサキイガイ)」に属します。
■ どうして“カラス貝”という別名があるのか?
・カラス貝という呼び方は、殻の色が黒く、カラスを連想させることに由来します。
・また、イガイの中でも特に大型で黒光りした個体を「カラス貝」と呼ぶことで、
見た目の印象や用途(撒き餌・エサ・装飾用途)で区別しやすくするためです。
■ 釣り人目線での違いは?
| 種類 | 釣りへの影響 |
|---|---|
| 小型のイガイ | チヌ(クロダイ)のフカセ釣りで撒き餌に使用 |
| 大型のカラス貝(と呼ばれる個体) | チヌやグレの“落とし込み釣り”でハリ付け用エサに使用されることも |
◎ まとめ|イガイもカラス貝も、正体は同じ「ムラサキイガイ」
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カラス貝=イガイが大きくなったもの、という理解は俗称レベルの分類。
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生物学的にはどちらも同一種の2枚貝。
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呼び方は地域や漁師文化、釣りのスタイルで変化している。


