結論から言うと、
魚はほかの魚を食べても、基本的に骨が刺さって困ることはほとんどありません。
理由は、人間とは「体の構造」と「食べ方」がまったく違うからです。
まず、魚の口と喉の構造です。
多くの魚は、
・噛み砕かない
・丸のみする
という食べ方をします。
そのため、
骨が横向きに引っかかる状況自体が起きにくいです。
さらに、魚の喉や食道の内側は、
・非常に柔らかい
・粘液でヌルヌルしている
構造になっています。
この粘液が潤滑油の役割を果たし、
多少尖った骨でもスッと胃まで流れていきます。
次に、骨の向きです。
魚の骨は、
・頭から尾に向かって流れる形
で並んでいます。
捕食される側の魚は、
多くの場合「頭から飲み込まれます」。
すると骨はすべて、
「引っかかりにくい向き」で喉を通過します。
これは自然界で非常によくできた設計です。
さらに、胃酸の強さも違います。
肉食魚の胃酸は、
人間よりもかなり強力です。
・小骨
・柔らかい骨
であれば、胃の中でかなり溶かされます。
アオリイカや青物が、
小魚を大量に食べても平気なのはこのためです。
では、まったく刺さらないのか?
実は、
・異常な角度で飲み込んだ
・大きすぎる獲物を無理に飲んだ
こうした場合には、
喉や胃を傷つけてしまうことも「まれに」あります。
ただし、自然界では
そういう個体は長く生き残れません。
結果として、
「問題なく食べられる個体だけが残る」
という形で進化しています。
人間が骨を喉に刺しやすい理由は、
・噛む
・会話しながら食べる
・姿勢が一定でない
といった、人為的な動作が多いからです。
魚は
「飲み込むことに特化した体」
なので、同じ問題が起きにくいのです。
まとめると、
魚がほかの魚を食べても骨が刺さらない理由は、
・丸のみ前提の口と喉の構造
・骨が引っかからない向きで飲み込む習性
・強力な胃酸
この3点がそろっているからです。
自然界は、
本当によくできていますね。

