秋が近づくと朝晩の気温は一気に下がります。
それなのに海水温はなかなか下がらず、魚の動きも夏とあまり変わらない日が続くことがあります。
この現象には、水と空気の性質の違いが大きく関わっています。
水は空気よりも比熱が大きい
・比熱とは、物質1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量のことです。
・水の比熱は空気の約4倍もあります。
・つまり水は、同じ熱を受けても空気より温まりにくく、冷めにくい特性を持っています。
夏の強い日差しで一度温まった海は、外気が冷え込んでもその熱をすぐには手放しません。
そのため、気温が下がっても海水温が高い状態がしばらく維持されます。
広大な海は巨大な「熱の貯蔵庫」
・海は地球表面の7割を覆い、膨大な水量を誇ります。
・夜間に気温が下がっても、海が蓄えた熱が放出されるには時間がかかります。
・沿岸部でも、夏に溜め込んだ熱は数週間単位で少しずつ放出されるため、陸上の気温より変化が遅れます。
たとえば和歌山南紀エリアでは、9月中旬に平均気温が25℃を切っても、海水温は9月末まで26℃前後を維持することが多く観測されています。
釣り人にとって、この「温度の遅れ」は秋の魚の動きや釣果に直結します。
釣りに役立つ海水温の遅れ
・アオリイカや青物は、海水温が高い間は活発にエサを追います。
・水温が25℃から23℃に下がるタイミングで、秋の回遊魚が一気に沿岸へ寄ってくることがあります。
・気温が急に下がったからといって釣りを諦めるのは早計です。
実際には、気温低下から約1〜2週間遅れて海水温が変化することが多いため、
秋の冷え込み初期は依然として「夏の海」と同じ釣果が狙えることがあります。
まとめ|海の温度変化を知れば釣果アップ
気温の変化に惑わされず、海水温の遅れを理解して釣行計画を立てることが、釣果アップのカギです。
釣太郎では、和歌山南紀のリアルタイム海水温データや釣果情報を日々発信しています。
季節の変わり目こそ、海の“熱の貯金”を味方につけて、狙いの魚を釣り上げましょう。


