魚は古くから日本の食文化を支える重要な食材であり、DHAやEPAといった栄養素が豊富で、
私たちの健康や美容に多大なメリットをもたらします。
近年、漁業関係者の間で注目されているのが「海水氷」です。
実は、この海水氷で冷やした魚は、見た目にも美しい状態が長く保たれることが知られています。
この記事では、海水氷が魚にもたらす「美肌効果」の秘密と、その科学的な理由を解説します。
真水が魚の「美しさ」を奪う理由
私たちが普段使っている真水氷は、溶けると真水になります。
魚を真水に漬けておくと、魚の体液よりも浸透圧が低いため、魚の身が水分を吸ってしまいます。
これにより、身がふやけて弾力を失い、魚の皮にシワが寄ったり、ウロコが浮きやすくなったりします。
結果として、見た目のツヤがなくなり、鮮度が落ちたように見えてしまうのです。
海水氷が魚を美しく保つ3つの秘密
一方、海水氷は溶けても海水なので、魚の体液と浸透圧が近く、魚にダメージを与えにくいのが特徴です。
海水氷で魚を冷やすことで、以下のような「美肌効果」が期待できます。
1. シワや水っぽさを防ぎ、ツヤを保つ
真水のように魚の身が水分を吸うことがないため、皮がシワになるのを防ぎ、魚本来の弾力とハリを保ちます。
これにより、見た目にも艶やかで新鮮な状態が長持ちします。
2. 鮮やかな色合いをキープ
真水で冷やすと魚の色がくすみやすいですが、海水氷は魚本来の鮮やかな色を長時間保ちます。
特に、イカや青物など、デリケートな魚介類でその効果は顕著です。
3. 旨味を逃さず、おいしさを保つ
海水氷は-2℃〜-1℃程度の過冷却状態を保つことができ、魚をより低い温度で効率的に冷やします。
これにより、魚の硬直がゆっくりと進み、旨味成分の流出を抑えることができます。
見た目の美しさだけでなく、味の良さも両立できるのです。


