エギングでもヤエンでも、同じポイントでも、時間と潮の条件が変われば釣果は激変します。
結論から言えば、最も強い時合いは「潮が動き出す瞬間」と「止まる直前」です。
大潮は武器になりやすい一方で、流れ過多の場所では失速します。
潮どまりは不利ですがゼロではなく、約25〜35%の確率でヒットが出ます。
本記事では、潮回り別の狙い分けと具体的アクションを、現場でそのまま使える形でまとめます。
結論サマリー。
・最強の時合いは「動き出し」と「止まる直前」。
・大潮はチャンス拡大。 ただし速流域では仕掛けが浮きやすくマイナスにもなり得る。
・小潮は潮位差が小さく、流れが緩む分だけ安定して探れるのが強み。
・潮どまりは不利だが**約25〜35%**のヒット確率あり。 直前直後に集中する。
・朝夕マヅメと潮の変化が重なる“二重時合い”を最優先で狙う。
なぜ「潮」が時合いを作るのか(仕組み)。
・ベイトが動く。 イワシやアジが潮で押され、ヨレに集積する。
・アオリイカは待ち伏せ型と追尾型を使い分け、流れの変化で捕食スイッチが入る。
・濁りや光量も潮に連動し、視認性とシルエットの出方が変わる。
潮回り別の立ち回り。
大潮。
・干満差が大きく、動き出しの5〜30分に強烈な時合いが出やすい。
・外洋向き堤防や岬周りでは流れ過多になりやすい。 3.5号+重めシンカーで姿勢安定。
・ドリフトでライン角度30〜45度をキープし、フォール姿勢を崩さない。
中潮。
・扱いやすさとチャンスのバランスが良い。
・動き出しと反転流のヨレ筋を丁寧に通す。
・2.5〜3.5号を潮位と風でローテ。
小潮。
・流れ緩めで底の地形が読みやすい。
・ステイ長め(3〜6秒)で抱かせる時間を作る。
・点より線のサーチ。 扇状にコースを刻む。
若潮・長潮。
・目に見える潮の押しが弱い分、風波でできる表層ドリフトを味方にする。
・藻際やスリットなど局所流が生きる。
潮どまりはダメか。 いいえ「25〜35%のチャンス」。
・完全停止でも一部の個体はサイト的に抱く。
・ベイトが溜まるポケットが生まれやすく、待ち伏せ型が成立する。
・狙いは直前直後。 ここだけは回収せず投げ続ける。
・推奨アクションは控えめジャーク+長めのステイ。
・ヤエンはタナを底ベッタリ〜底上50cmで据える。
一日の時合い。
・朝マヅメ。 薄明で視認性が上がる直前。 動き出しと重なると爆発力。
・夕マヅメ。 光量低下で大型の警戒心が緩む。 潮止まり直前に集中。
・日中。 クリア時はディープやシェード。 風波が出たらシャロー再浮上。
・夜間。 常夜灯下は潮の効く端が最有力。 明暗境界を斜めに通す。
ポイント選定と立ち位置。
・堤防先端の反転流。
・テトラの際にできるスリット流。
・ワンド奥の押し返し。
・風向きと同調する潮は表層が流れ過ぎるため、中層〜ボトムで姿勢重視。
エギングの実戦パラメータ。
・号数。 2.5号=浅場と小潮に強い。 3.0号=万能。 3.5号=大潮や向かい風で安定。
・沈下速度。 2.5〜3.0秒/m基準。 速流時はシンカー追加で等速フォールを死守。
・ステイ秒数。 動いている時合いは1〜3秒。 潮どまりは3〜6秒。
・ローテ術。 コース→レンジ→エギ重さ→カラーの順で変える。
・カラー補足。 状況適合の色替えで釣果約17%向上の傾向。
ヤエン・ウキのコツ。
・アジは潮上側に投入し、自然にポイントへ流す。
・潮どまり前は底層固定でアジを落ち着かせる。
・ウキは2B〜1号で姿勢安定。 動き出しで沈下速度を上げて回遊線に合わせる。
失敗あるあると対策。
・速流で跳ね上がる。 重さ不足。 3.5号+追加2〜5gで角度矯正。
・抱かない。 ステイ不足。 コースが浅い。 一段深く、止め時間を増やす。
・群れ抜けの空振り。 動き出しの5分を逃す。 潮汐表で前倒し準備。
2時間勝負の行動テンプレ。
・T−20分。 現場着。 風とヨレ確認。 3.0号でレンジ探査。
・T−5分。 動き出し待機。 コースを2本決めて投げ続ける。
・T+15分。 失速したら重さ変更→コース変更→カラー変更の順で調整。
・T+60分。 二回目の小さな変化に再集中。
まとめ。
時合いは「潮が動く瞬間」に集中し、朝夕マヅメと重なれば最大化します。
大潮は強力だが、流れ過多の場面では重さと角度で制御することが前提です。
潮どまりは不利でも**25〜35%**の可能性が残るため、直前直後を諦めないことが差になります。
コース。 レンジ。 重さ。 ステイ。 この順で組み立てれば、再現性のある一杯に近づけます。


