群れからはぐれた魚は、生存率が大きく下がることが多いです。
魚の多くは「群れ」で行動することで安全性や効率を高めているため、単独行動になるとさまざまな不利が生じます。
① 天敵に狙われやすくなる
・群れは「数の多さ」で自分の存在を目立たなくし、捕食者の攻撃を分散させる役割があります。
・1匹だけになると、捕食者から非常に狙われやすく、逃げ切れる確率が大きく下がります。
② エサを見つけにくくなる
・群れの魚は、誰かがエサを見つけると全体が集まるため効率的に捕食できます。
・単独になると、索餌(エサ探し)の効率が落ち、食べ損なうことが増えます。
③ 群れに戻れないこともある
・魚によっては「群れの個体同士で微弱な音や匂い、動きのパターン」でコミュニケーションをとり、まとまっています。
・一度離れると、群れの位置を特定できず、孤立したままになる場合があります。
④ 群れに戻ろうと必死に泳ぐ
・多くの魚は本能的に群れに戻ろうとします。
・方向感覚や仲間の発する水流、音、匂いを頼りに必死に追いかける行動が観察されています。
・しかし捕食者の接近や潮流に流されるなどで、群れを見失ったままになることも少なくありません。
⑤ 一部の魚は単独行動でも生き延びる
・カサゴ、カワハギ、ハタなど、もともと単独行動が多い種類は問題なし。
・イワシやアジなど、群れ依存度が高い魚ほど、はぐれるリスクが生存率に直結します。


