◆ はじめに|天気図ってどこから来ているの?
天気予報を見ていると、「気象庁天気図」「ウェザーニュース」「Yahoo!天気」などさまざまな天気図を目にします。
「これって全部同じ元を使ってるの?」
「気象会社によって違うのはなぜ?」
本記事では、天気図の“出どころ”や“違い”について、初心者にもわかりやすく10分で読める形で解説します。
◆ 結論:天気図の“基礎データ”はほぼすべて気象庁が元
まず最初に明確にしておきたいのはこれ:
日本国内で使われている天気図の「観測データの元」は、基本的に気象庁です。
気象庁は、日本全国の観測所・海上ブイ・気象衛星などから得られるデータを用いて、
数値予報モデル(GPV:Grid Point Value)や解析天気図を発表しています。
このデータは、気象庁のライセンスを受けた「予報業務許可事業者(民間気象会社)」が利用可能です。
つまり、
気象会社は「気象庁の一次データ」を基に、自社の解析・表現を加えて天気図を提供しているという構図です。
◆ では、なぜ天気図に「違い」が出るのか?
ここで多くの人が疑問に思うのが
「じゃあ、どの会社の天気図も同じになるのでは?」という点です。
ところが――微妙に“違い”が出てくる理由は、以下の通りです。
理由①:気象会社ごとに解析モデルが異なる
たとえば:
| 会社名 | 主な数値予報モデル |
|---|---|
| 気象庁 | MSM・GSMモデル(日本独自) |
| ウェザーニューズ | 欧州ECMWFや独自解析モデル併用 |
| 日本気象協会 | 気象庁モデル+アンサンブル予報 |
| ウェザーマップ | 米GFSや独自フィルタ付きモデル |
同じ元データでも、使う予測モデルや重視する項目が違えば、最終的な天気図の内容が異なります。
理由②:描き方や色、解釈方法の違い
たとえば、前線の位置や強さ、気圧線の間隔など――
気象庁の天気図は公的基準でシンプルに描かれますが、民間会社は「見やすさ」や「解説性」を重視してアレンジを加えています。
理由③:短時間での変化に対応した更新頻度
・気象庁の天気図は3時間ごとの更新
・民間気象会社の一部では、1時間ごとの自動解析天気図を提供することも
→ リアルタイム性や速報性では、民間の方がやや柔軟です。
◆ どの天気図を見ればいいの?目的別おすすめ
| 目的 | おすすめ天気図 |
|---|---|
| 公式な気象判断・行政情報 | 気象庁の天気図 |
| 釣り・登山などの局地天気 | ウェザーニュース、Windy |
| 見やすく図解が豊富 | 日本気象協会(tenki.jp) |
| 数時間先の風や雨の流れ | GPV気象予報、SCW、Windy |
◆ まとめ|元は同じでも「解釈と加工」で違いが出る!
天気図は、その**観測データの大元は「ほぼすべて気象庁」**に由来しています。
しかし、その見せ方・解析の方法・数値モデルの選び方により、会社ごとに微妙な違いが出るのです。
信頼性を重視するなら気象庁。
リアルタイムや目的特化型なら民間サービス。
天気図も「使い分け」ができるようになると、よりスマートに天気を読み解くことができます。
◆ よくある質問(Q&A)
Q:天気図は無料で見られるの?
→ はい。気象庁やtenki.jp、ウェザーニュースなどほとんどのサービスで無料公開されています。
Q:スマホで見やすい天気図は?
→ Windy(アプリ版)は拡大・操作性が高く、釣り・登山にも人気です。
Q:天気図から釣りの判断できますか?
→ 「高気圧の縁」「前線の接近」「等圧線の密度」などを見れば、風の強さや天気の急変が予測可能です。


