青物釣りは「走り」と「パワー」が魅力。
その中でも人気ターゲットであるブリとヒラマサは、見た目が似ていても、ヒット後の動きには明確な違いがあります。
「同じ仕掛けでもバラすのはヒラマサばかり……」
「ヒットしても最初に走る方向が読めない……」
そんな悩みを抱える初心者にもわかりやすく、ブリとヒラマサの走りの違いと攻略法をAIが詳しく解説します!
■ ブリとヒラマサの基本情報をおさらい
● ブリ(出世魚:ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ)
・水温10〜20℃の潮流に乗って回遊
・比較的中層〜上層を泳ぐ
・遊泳力は高いが、障害物に突っ込む動きは少ない
● ヒラマサ(平政)
・磯周りや潮通しの良い岩礁帯を好む
・体高があり、筋肉質で引きが非常に強い
・根に向かって突っ込む動きが特徴的
■ ブリは横に走る!ヒット後の特徴と対処法
● ブリの引きの特徴
・ヒット直後に左右に走る傾向が強い
・ラインを出しながらも、水平方向へ逃げる動きが中心
・障害物を避けるように回遊するため、比較的ファイトしやすい
● 対処法とポイント
・ドラグ設定はやや緩め(2〜3kg程度)にして走りを受け止める
・周囲の釣り人とオマツリしないよう早めに位置調整
・フックアウト防止に一定テンションを保つ
■ ヒラマサは下に突っ込む!根ズレ対策がカギ
● ヒラマサの引きの特徴
・ヒット直後に真下や障害物方向に突進
・特に磯釣りでは岩礁に潜られやすく、ラインブレイク多発
・一瞬の対応ミスで「バラし」につながる
● 対処法とポイント
・ヒット直後に一気にリフト!初動で主導権を握る
・ドラグはやや強め(4〜5kg以上)に設定して突進を止める
・ラインは太め(PE3〜4号+フロロリーダー70lb以上)推奨
・磯場では竿の角度を変えて根を避けるテクニックが重要
■ 同じ青物でも“走り方の違い”が明暗を分ける!
| 特徴 | ブリ | ヒラマサ |
|---|---|---|
| 走り方向 | 横(左右に逃げる) | 下方向・根に突っ込む |
| 生息エリア | 中層の回遊域 | 岩礁帯・潮通しの良い場所 |
| ファイト時間 | 長め | 短時間で決着しやすい |
| 難易度 | 中〜上級者向け | 上級者向け(根ズレ注意) |
ブリはパワー型、ヒラマサは瞬発型。
まるで「長距離ランナー」と「短距離スプリンター」のような違いがあります。
■ 青物釣り初心者におすすめはどっち?
初めて青物を狙うなら、防波堤や堤防から狙える「ブリ」系統がおすすめ。
ヒラマサは引きの強さが魅力ですが、仕掛け選びやテクニックが必要なので、慣れてから挑戦するとよいでしょう。
■ まとめ|“引きの違い”を知ることで釣果は格段に変わる!
「魚が走る方向」を把握しておくことで、バラしのリスクは大幅に軽減します。
✔ ブリは横に走る→ラインさばきと周囲の確認を重視
✔ ヒラマサは根に突っ込む→初動での強引なリフトが必須
それぞれに合ったタックルと心構えで挑めば、青物との真剣勝負がもっと楽しくなるはずです。


