かつての釣りは「釣果至上主義」だった いま、「楽しむ釣り」へ――時代の変化と背景を解説

■1.昭和〜平成初期:釣りは「獲物を狙う狩猟」だった

かつての釣りは、「どれだけ釣るか」が最大の関心事でした。
・数釣り自慢
・クーラーボックスを満杯にすることが名誉
・周囲との釣果競争
このように、まさに釣りは「競技」あるいは「狩猟」の要素が強かったのです。

特に団塊世代〜バブル世代にとって、釣りは“戦略ゲーム”でもあり、情報と技術と忍耐を駆使して「数」「型」を獲ることが評価の基準でした。


■2.現代:「釣れなくても楽しい」人が増えた理由

近年、SNSやYouTubeなどを通じて「釣れなくても楽しむ」スタイルが広がっています。
その背景には、いくつかの時代的要因があります。

① レジャー多様化と“癒し”志向

・現代人は多忙。結果よりもプロセス重視
・「海を眺めるだけでも癒される」
・ソロキャンプや焚火人気と同じく、“ゆるレジャー”化が進行

② 家族や初心者の参入増加

・子どもと一緒に海辺でのんびり
・釣果にこだわらず、思い出作りを重視
・道具やアプリが進化し、初心者も気軽に参加可能

③ 地球環境と資源意識の高まり

・獲りすぎを控える“リリース文化”の浸透
・「釣れた魚=命」と捉える価値観が普及
・持続可能な釣りが求められている時代背景


■3.釣果よりも「過ごし方」が重要に

たとえ釣れなくても、
・朝焼けの海でコーヒーを飲む
・海辺の風を浴びてリラックス
・魚の気配を感じてワクワクする
このすべてが「釣りの醍醐味」です。

釣果は“副産物”。目的ではなく、「おまけ」としてとらえる人も増えています。


■4.新しい釣り人像:海と共に過ごす「共存型」スタイルへ

現代の釣り人は、「自然と向き合うレジャー愛好家」になりつつあります。
・海に感謝する人
・魚を丁寧に扱い、リリースも選択肢に
・無理せず、海の機嫌に合わせて楽しむ

これは「スポーツ」から「癒し」へのパラダイムシフト。
釣りそのものが「人生の豊かさ」とリンクする時代になったのです。


■5.まとめ:釣れなくても楽しめる人が最強

釣果至上主義の時代は終焉を迎えつつあります。
これからの釣り人は、
・釣れても釣れなくても海時間を楽しむ
・道具や自然を愛し、心を整える
・仲間と笑い合い、家族と語らう

そんな“共感力”のある人が真の釣り人といえるでしょう。
「釣れないとつまらない」と言う時代から、「釣れなくても最高!」と思える時代へ――
その変化こそが、釣りの未来を明るくしていくはずです。


🖼イラスト:「釣果主義」から「癒しの釣り」への変化図解

以下に、イラストをご覧ください(3割縮小済・枠内収め)。

🎣イラスト:釣果主義 vs 楽しむ釣り

(※)

タイトルとURLをコピーしました