はじめに
スーパーの魚売り場や冷凍コーナーで定番の商品といえば――
・「赤魚の切り身」
・「白身魚フライ」
いずれも価格は手頃で、家庭の食卓に登場する機会も多いです。
しかし、パックに具体的な魚名は書かれておらず、「結局どんな魚を食べているの?」と疑問に思う方も多いはず。
「もしかして安いから不味い魚?」と心配される方もいますが、実際は違います。
今回は、スーパーの赤魚・白身魚の正体をわかりやすく解説し、味の評価や安全性についても釣り人目線を交えてまとめます。
「赤魚」とは?スーパーで見かける正体
スーパーで「赤魚」と表記される魚は、実は特定の一種類ではなく、いくつかの魚がまとめられています。
代表例を挙げると――
① アラスカメヌケ(アメリカ・カナダ産)
・冷たい海に生息する大型メバル科の魚。
・日本で売られている「赤魚」の大半がこれ。
・脂が乗り、煮付けや焼き魚でふっくらとした食感。
② アカウオ(日本近海)
・国内のメバルの仲間。
・脂乗りが良く煮付けに最適。
・日本海や太平洋沖の船釣りでも釣れる。
③ キンメダイ
・高級赤魚の代表格。
・深海に生息し、濃厚な脂と旨味が魅力。
・スーパーでは高価格帯で流通。
④ その他の赤魚(ユメカサゴ、アコウダイ等)
・主に業務用や加工品に利用される。
👉 結論:赤魚は「赤い色をした白身魚の総称」なのです。
「白身魚」とは?スーパーで多い種類
こちらも実は「総称」です。
① タラ(真鱈・スケトウダラ)
・鍋物・フライに定番
・クセがなく食べやすい
・世界的に漁獲量が多い
② ホキ(ニュージーランド産)
・フィレオフィッシュなどファストフードでも使用
・クセが少なくふっくら
③ メルルーサ(南米・ヨーロッパ産)
・業務用・冷凍食品の原料で多用
・柔らかく淡白
④ パンガシウス(東南アジア産)
・淡水ナマズの一種
・養殖中心で安定供給
・非常に柔らかく淡白
⑤ ナイルパーチ(アフリカ産)
・淡水大型魚
・脂が多めでクセが少ない
👉 結論:白身魚も「色の分類」であり、色んな魚が入っている。
安い=不味い魚なのか?
実際のところ、**「不味いわけではない」**のが結論です。
むしろ家庭料理に向いている魚が多い理由があります。
・脂は適度に乗る
・クセが少ない
・調理法を選ばない
・価格が安定している
・加工しやすく歩留まりが良い
たとえば――
| 魚種 | 味の特徴 | 向いている料理 |
|---|---|---|
| アラスカメヌケ | ふっくら白身、脂あり | 煮付け、焼き魚 |
| ホキ | 柔らかくクセなし | フライ、ムニエル |
| メルルーサ | ほろほろ白身 | 蒸し料理、ソテー |
| パンガシウス | 非常に柔らかい | ムニエル、ソテー |
| ナイルパーチ | 脂が多め | 煮付け、唐揚げ |
釣り人目線で見るとどうか?
釣り人からすると、やや物足りなく感じる場合もあります。
・自然の海で釣れる天然魚(マダイ・ヒラメ・スズキなど)
→ 脂の乗りや旨味が圧倒的
・流通している養殖・輸入魚
→ 価格が安く安定して供給できる優良食材
つまり、
スーパーの赤魚・白身魚は「万人向けの安定食材」
釣り人の天然魚は「旬や個体差による旨さの幅が大きい」
という違いになります。
安全性・産地の注意点
スーパーの赤魚・白身魚は、基本的に安全性も高く管理されています。
・水揚げ→加工→急速冷凍→輸送が徹底管理
・添加物は日本の食品衛生法に準拠
・国際的にも漁獲規制の進んだ資源が多い
ただし注意点もあります。
・解凍後は早めに食べる
・冷凍焼けに注意
・産地表記・加工国表記は必ず確認
まとめ
✅ スーパーの赤魚・白身魚は「色の分類」であって魚種は複数存在
✅ 決して不味い魚ではなく、家庭料理に最適な使いやすい魚
✅ 釣り人が釣る天然魚は旨味が濃いが、安定供給が難しい
✅ 産地や原材料表示は必ず確認して安心して利用しよう


