「なぜ自分ばかり蚊に刺されるのか?」
毎年夏になると、多くの人が感じる疑問です。
蚊は本当に刺す相手を選んでいるのでしょうか?
それとも偶然なのでしょうか?
実は蚊には明確なターゲット選びの基準があります。
本記事では、蚊がどのようにして獲物を決めているのか、科学的な根拠をもとに詳しく解説します。
蚊は「刺しやすい人」を見分けている
蚊は無作為に刺しているわけではありません。
複数の感覚を駆使して、より刺しやすく魅力的なターゲットを見極めています。
その主な選択基準は次の通りです。
① 二酸化炭素の排出量
・蚊は空気中の**二酸化炭素(CO₂)**を感知して、数十メートル先から人間の存在を探知します。
・呼吸が速い、体格が大きい、代謝が高い人はCO₂排出量が多くなり、蚊にとって発見しやすくなります。
・妊婦、運動中の人、子供は特にターゲットになりやすい傾向があります。
② 皮膚のにおい(常在菌による個人差)
・汗や皮脂を分解する皮膚常在菌が生み出すにおい成分が、蚊の好みに大きく影響します。
・乳酸、アンモニア、脂肪酸などの微妙なバランスによって、蚊にとって「好ましいにおい」となるかどうかが決まります。
・同じ場所にいても刺されやすさが違うのは、この皮膚のにおいによる差が大きいのです。
③ 体温
・蚊は赤外線感知能力も持っており、温度の高い対象に引き寄せられます。
・運動後、飲酒後など体温が上昇しているときは要注意です。
④ 色(視覚情報)
・蚊は暗い色を好む習性があります。
特に黒・紺・濃い青などはターゲットになりやすいです。
・逆に白や明るい色は比較的刺されにくいと言われます。
⑤ 血液型も関係する?
・一部の研究ではO型の人が刺されやすい傾向が示されています。
・ただし血液型の影響は限定的であり、主に①〜④の要素の方が重要です。
蚊にとっての「明確なターゲット像」とは?
以上をまとめると、蚊が好む理想的なターゲット像は以下の通りです。
・代謝が高く二酸化炭素排出が多い
・汗をかきやすい
・皮膚常在菌のバランスが蚊好み
・体温が高め
・濃い色の服を着ている
つまり、刺される人は偶然ではなく、条件が揃っているのです。
刺されやすい人が取るべき具体的対策
ターゲットになりやすい人でも、以下の工夫でリスクを減らせます。
・汗をこまめに拭く
・黒色系の服を避け、白や淡色を選ぶ
・風を起こして蚊の飛行を妨げる
・虫よけスプレーを正しく使用する
・飲酒や激しい運動後は特に注意する
まとめ
・蚊は明確なターゲット基準を持っている。
・二酸化炭素、におい、体温、色が大きな要素。
・血液型の影響は小さく、皮膚のにおいがカギ。
・対策次第で刺されるリスクは大幅に軽減できる。
蚊の行動原理を理解することで、アウトドアや夜釣り、キャンプでも快適に過ごせます。
今年の夏は「蚊に狙われない体質作り」にぜひ挑戦してみてください!


