● ① 太陽の引力が最も強くなる「春分」前後
・3月~4月は「春分(しゅんぶん)」の時期で、
太陽が赤道の真上を通るため、地球の全体に対する太陽の引力の影響が強くなる。
・このとき、月と太陽の引力が一致する「新月」や「満月」のタイミングと重なると、
潮位の差が特に大きくなりやすくなります(=大潮・中潮で干潮が特に深くなる)。
● ② 「寒暖差」による海面の高さの変化(季節海面変動)
・冬~春にかけては、気温がまだ低く、海水も冷たい。
・冷たい海水は収縮して比重が大きくなり、海面全体が“低く”なりやすい。
→ 同じ潮位でも、**「より引いているように見える」**現象が起こる。
● ③ 春の風「季節風」の影響
・春は、西寄りや北寄りの季節風が強く吹く日が多い。
この風が岸から沖に向かって吹く(=吹き出し)場合、
海水が沖に流されて、沿岸部の海面がより低くなることがあります。
● ④ 潮汐表には表れない“実際の干満”に注意!
・春の「特に干潮が大きい日」は、
「潮汐表での予測」よりも体感的に潮が引きすぎて驚くことがあります。
・これがまさに、「春の極端な干潮(極端潮位)」で、
磯遊びやアオリイカ釣り、海藻採りにも影響を与えます。
◎ まとめ:春の干潮が大きくなる主な理由
| 要因 | 説明 |
|---|---|
| 太陽の位置 | 春分前後で太陽の引力が強くなる |
| 季節海面変動 | 水温が低く、海面全体が低い |
| 季節風 | 岸から沖に向かう風で海水が押し出される |
| 天文要素 | 満月・新月と重なるとさらに潮差が大きくなる |


