魚は、特に「アミノ酸系」「イカ系」「エビ系」の匂いにとても敏感です。
もう少し具体的にいうと、次のような特徴があります。
【魚が敏感に反応する匂い】
・アミノ酸の匂い
→ 魚の嗅覚は、人間よりはるかに鋭敏で、
水中にわずか数ppm(100万分の数単位)でも溶けたアミノ酸を感じ取ります。
特に「グルタミン酸」「グリシン」など、旨味成分を含む匂いは強く誘引します。
・甲殻類(エビ・カニ)系の匂い
→ 多くの魚にとって、エビやカニは大好物。
甲殻類特有の甘い、やや生臭い匂いに強く反応します。
カサゴ、メバル、クロダイなどは特にこの匂いに弱いです。
・イカやタコ系の匂い
→ 特にアオリイカやタコを主食とする魚(ブリ、ヒラメなど)は、
イカ墨やイカの内臓が持つ独特の生臭い匂いを察知して寄ってきます。
・血の匂い(ヘモグロビン成分)
→ 肉食魚(ヒラマサ、カンパチ、マグロなど)は、
獲物の血液に含まれる鉄分・タンパク質の匂いにも非常に敏感です。
特に負傷した小魚が出す血の匂いは強い誘因になります。
【逆に魚が嫌がる匂い】
・人間の皮脂・汗の匂い
・タバコ、日焼け止め、ガソリンの匂い
これらは警戒心を高めたり、食いが落ちる原因になります。
釣りでは、できるだけ素手でエサや仕掛けを触らないか、
エビ粉やアミノ酸配合の集魚剤でカバーするのがコツです。
要するに、
魚は「食べ物に由来する匂い」に敏感で、
「異物・危険を感じる匂い」には敏感に警戒する生き物です。


