ブリが自分の1/3の大きさの獲物を飲み込める理由と最大サイズの限界

ブリ(ブリ、ワラサ、ハマチ)は非常に貪欲な捕食者で、自分の体長の1/3程度の大きさの獲物を

飲み込むことが知られています。

しかし、実際に釣りをしていると、「そんな大きなベイトを食べるのか?」と驚くようなシーンも

あります。

この記事では、

・ブリがどれくらいのサイズまで捕食できるのか?

・なぜそんな大きな獲物を飲み込めるのか?

・釣りにおいてどのように活かせるのか?

を徹底解説します。


ブリが飲み込める最大サイズはどれくらい?

一般的に、ブリは自分の1/3の体長の獲物を捕食できるとされています。

例えば、

・80cmのブリなら、約25~30cmのアジやイワシを丸呑み可能

・1mのブリなら、約30~35cmのサバやイワシを飲み込める

しかし、実際の釣りではそれ以上のサイズを食うこともあります。

特に、ブリは頭からではなく横からガブっと噛みつき、弱らせてから飲み込むことがあるため、

さらに大きな獲物も捕食可能です。

実際に見られる捕食の例

・90cm級のブリが40cm級のサバを捕食

・1m級のブリが50cm級のサゴシ(サワラの若魚)を襲う

つまり、「1/3ルール」は目安に過ぎず、状況によってはそれ以上のサイズを捕食することも十分にあり得ます。


なぜそんなに大きな獲物を飲み込めるのか?

1. 大きな口と柔軟な顎

ブリは大きく開く口可動域の広い顎を持っています。

このため、体長1/3の魚でも頭から一気に飲み込むことが可能です。

2. のどが広がる構造

ブリの食道は大きく広がる構造になっており、飲み込んだ獲物がスムーズに胃へ運ばれます。

また、飲み込んだ後に獲物が暴れにくいよう、食道の内部にはヒダ状の組織があり、これが

滑り止めの役割を果たします。

3. 獲物を丸呑みせずに弱らせる

ブリは獲物を一気に飲み込むだけでなく、一度噛みついて弱らせてから飲み込むこともあります。

特に大型のブリは、獲物の胴体を噛み砕いてから飲み込むため、物理的に大きなサイズでも捕食可能です。

4. 胃酸が強力

ブリは強力な胃酸を持ち、飲み込んだ大きな獲物でも短時間で消化します。

そのため、「消化できるかどうか」をあまり気にせず、無理なサイズでも捕食してしまうのです。


釣りに活かす!ブリが大きなエサを食うときの狙い方

ブリの貪欲な捕食性を理解すれば、釣りの戦略も大きく変わります。

以下のポイントを押さえて、釣果アップにつなげましょう。

① 大きめのルアーを使う

ブリは意外と大きな獲物を捕食するため、

ミノーなら14~20cmクラス

トップウォーターなら18~25cmクラス

ジグなら150~250gクラス

といったサイズ感のルアーが有効です。

特に、ナブラ撃ちでは小さなベイトにとらわれず、大型ルアーを使うことで周囲のブリよりも

サイズの大きな個体を狙うことができます。

② 大きめの活きエサを使う

泳がせ釣り(ノマセ釣り)では、

・30cm以上のアジやイワシ

・40cmクラスのサバ

・50cmのサゴシ(サワラの若魚)

といった大型のエサを使うことで、ブリの中でも特に大型の個体を狙いやすくなります。

※ただし、エサが大きすぎると飲み込むまでに時間がかかるため、しっかり食わせるまで

待つことが重要です。

③ ブリのサイズに応じて仕掛けを調整

飲み込めるサイズを考慮すると、

・50cm~70cmクラスのブリなら15~20cmのベイト

・80cm以上のブリなら25~35cmのベイト

・1m超のブリなら40cm以上のベイトも視野に

こうした調整をすることで、よりターゲットのサイズに適した釣りができます。


まとめ|ブリの捕食サイズと釣りの活かし方

✅ ブリは自分の1/3のサイズの獲物を丸呑みできるが、それ以上のサイズも襲うことがある

✅ 90cm級のブリが40cmのサバを食うなど、大型個体は特に獲物のサイズが大きくなる

広い口、可動域の広い顎、柔軟な食道などの特性により、大型のエサを丸呑み可能

✅ 釣りでは、大きめのルアー・活きエサを使うことで大型のブリを狙いやすくなる

ブリの食性を理解し、効果的な釣り方を選べば、サイズアップした釣果が狙えます!

ぜひ、大型のエサやルアーを活用し、自己記録更新を目指してください。

ブリが自分の1/3の大きさの獲物を飲み込める理由と最大サイズの限界.。釣太郎

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