アオリイカを全体を100%とした場合の部位ごとの割合と、それぞれの部位が食べられるかどうか
を一覧表にまとめます。
アオリイカの部位ごとの割合一覧
| 部位名 | 全体に占める割合(%) | 食べられるか | 特徴や用途 |
|---|---|---|---|
| 胴(本体の身) | 約50~55% | 食べられる | 刺身や焼き物、揚げ物など幅広く利用可能。歯ごたえがあり旨みが強い。 |
| エンペラ(耳) | 約15~20% | 食べられる | 刺身や炒め物に使用。胴よりも弾力があり、独特の食感が楽しめる。 |
| 足(ゲソ) | 約15~20% | 食べられる | 焼き物や揚げ物に適している。細かく切って炒め物やサラダにも使用可能。 |
| 軟甲(透明な軟骨) | 約5~7% | 食べられない | 胴を支える透明な軟骨部分。さばく際に取り除く。 |
| 内臓(肝含む) | 約10~15% | 部分的に食べられる | 肝(ワタ)は塩辛やソースに利用可能。ただしその他の内臓部分は基本的に食べない。 |
| 目 | 約1~2% | 食べられない | 取り除いて廃棄される部分。調理前に丁寧に取り除く必要がある。 |
| くちばし(口/カラストンビ) | 約0.5~1% | 食べられない | 足の中心にある硬い部分。取り除いて廃棄する。 |
| 吸盤(ゲソ部分の小さな吸盤) | 約1~2% | 一部食べられる | 小さな吸盤の硬い輪(吸盤リング)は取り除くが、残りの部分は食べられる。 |
| 皮(表皮) | 約2~3% | 食べられない | さばく際に剥がして廃棄することが一般的。ただし調理法によってはそのまま使う場合もある。 |
| 墨袋(墨) | 約1~2% | 食べられる | イカ墨パスタやリゾットに使用可能。風味豊かで調味料として重宝される。 |
アオリイカ全体の解説
- 食べられる部分(合計): 約80~85%
胴、エンペラ、足、肝(ワタ)、墨袋が食べられる部分です。特に胴と足が主な可食部となります。 - 食べられない部分(合計): 約15~20%
軟甲、目、くちばし、皮などは廃棄される部分です。ただし、調理法や工夫によって一部再利用することも可能です(例:皮を揚げ物にする)。
ポイント
- 歩留まりの高さ: アオリイカは全体の約80~85%が食べられるため、非常に効率的な食材です。
- 用途の多様性: 刺身や焼き物、揚げ物、煮物、イカ墨を使った料理など、さまざまな調理法で楽しめます。
- 廃棄物の減少: 内臓や墨袋も調味料として利用できるため、無駄が少ないのが魅力です。
アオリイカは、可食部の多さとその美味しさから「イカの王様」として親しまれています。
この一覧表を参考に、それぞれの部位を活かした料理をぜひお楽しみください!


