イカとタコはどちらも美味しく栄養価が高いですが、その栄養成分には明確な違いがあります。それぞれの特徴を以下にまとめます。
栄養成分の比較(100gあたり)
| 栄養素 | イカ(例: スルメイカ) | タコ(例: マダコ) |
|---|---|---|
| エネルギー (kcal) | 80 | 76 |
| タンパク質 (g) | 18 | 16 |
| 脂質 (g) | 0.8 | 0.7 |
| 炭水化物 (g) | 0.3 | 0.1 |
| タウリン (mg) | 1300 | 500 |
| 鉄分 (mg) | 0.2 | 2.0 |
| コレステロール (mg) | 160 | 98 |
| ビタミンB12 (μg) | 2.0 | 1.0 |
| 亜鉛 (mg) | 1.2 | 1.4 |
主な違いと特徴
1. タンパク質
- イカ:若干高いタンパク質含有量で、筋肉維持や修復に適しています。
- タコ:イカよりわずかに少ないですが、タンパク質が豊富です。
2. タウリン
- イカ:タウリンが非常に多く含まれ、血圧やコレステロールを下げる効果が期待されます。
- タコ:タウリンも含みますが、イカほどの量ではありません。
3. 鉄分
- タコ:鉄分が非常に多く、特に女性や貧血気味の方に適しています。
- イカ:鉄分は少なめです。
4. コレステロール
- イカ:コレステロール値がタコより高めですが、タウリンがその影響を緩和します。
- タコ:低コレステロールで心血管の健康に配慮したい場合に適しています。
5. ビタミンとミネラル
- イカ:ビタミンB12が多く、神経や血液の健康に寄与します。
- タコ:鉄分や亜鉛が豊富で、免疫力向上や体力増強に役立ちます。
6. 脂質とエネルギー
- どちらも脂質が非常に少なく、低カロリーでヘルシーな食材です。
違いの理由
- 生態の違い
- イカ:活発に泳ぎ、筋肉質な体を持つため、タンパク質が豊富でタウリンが多い。回遊性が強く代謝が活発です。
- タコ:海底を這い回る生活が中心で、鉄分を多く含む血液量が多い(タコの血液は銅を含むヘモシアニンが主成分)。
- 食性の違い
- イカ:小魚やプランクトンを食べるため、栄養価は脂肪よりもタンパク質に偏ります。
- タコ:貝や甲殻類を捕食し、ミネラルを多く含む成分が蓄積されます。
- 調理法の影響
- タコは加熱しても食感がしっかり残るため、煮込み料理や炒め物が多い。
- イカは柔らかさを活かした刺身や軽い焼き物に適しています。
どちらを選ぶべき?
- 筋肉強化や疲労回復を重視:イカ(タウリン、タンパク質が豊富)。
- 鉄分補給や免疫力向上を重視:タコ(鉄分、亜鉛が多い)。
- どちらも低脂肪・高タンパクなので、用途や健康目標、調理法によって選んでみてください!


