細かいタイプのバラ氷。板の氷小。
値段は同じ。重さも大差なし。
どっちがいいの?と言う質問を稀に頂きます。
これについて実験を行って説明していきます。
セッティング
短時間で結果を得たいので、それぞれ置き換えます。
バラ氷=パウダー状の氷 板氷=氷の塊
これらを同じ量の海水に入れ、溶ける速さや温度変化を観察します。
バラ氷と板氷の比較検証ではなく、それぞれの特徴の理解。と言う所に重きを置いた実験だという事を理解して下さい。
①海水を用意
まず250mlづつの海水を用意。
温度は19度。
②パウダー氷55g用意(バラ氷の置き換え)
なぜバラ氷をパウダーに置き換えたかと言うと、粒子が細かいからです。
粒子が細かいと何が起こるのかは、実験で見てみましょう。
③氷の塊55gを用意(氷小の置き換え)
板氷をこちらに置き換えたのは、氷が塊になっている。という点です。
こちらも特徴がありますので、実験で見ていきましょう。
実験開始!
海水に同じ量の氷2種類を入れます。
そして、軽く混ぜてみると・・・
パウダーの方が先に溶けてしまいました。
水に触れる面積が多いので当然ですね。
これで言うと、バラ氷は板氷よりも溶けるのが早いと言えます。
次に温度変化を見ていきます。
パウダー氷は19℃→11℃で−8℃の変化。
氷の塊は19℃→15℃で−4℃の変化。
これで見ると、バラ氷の方が急激に温度を下げるという事になります。
実験結果総評
氷小・・・板状で溶けるのが遅い。緩やかに温度を下げる。
バラ氷・・・表面積が広いので溶けるのが早い。急激に温度を下げる。
という結果に。
溶けるのが早い=熱を奪うのも早い。という事です。
以上の特徴を踏まえたうえで、使うシーンを考えてみましょう。
板氷は釣りに行く前に購入し、長時間のドリンクや魚の保冷に。
バラ氷は釣った後に急速に冷やし込みたい時。
という使い分けがオススメですね。