これは生魚カンパチの尾鰭に近い断面図。
真ん中には背骨が通っています。
その真上に小さな三角が神経で、神経〆は、この中に針金を通します。
真下の赤い部分が血管で、心臓が動いている時に切断すれば血が大量に出て、血抜きに有効。
この時の血の出具合が、生臭さを大きく左右します。
食用としては生臭く嫌われがちな血合いは、これは筋肉で血合筋といいますが、グリコ-ゲンのほか栄養が詰まっています。
血合筋は遠距離を泳いだり、危険に遭遇したりするときに使う筋肉の一部。
普通筋は日ごろ食べている、いわゆる身の部分で、これは通常泳ぐときに用いている筋肉。
これらを餃子のように、覆いまとめるのが皮。
それをより強固にしたり、保護しているがウロコでありヌメリ。
多少の違いがありますが、これが魚類の基本的な構造となっています。
生きているうちに血管を切り血を大量に出し、血を含んでいる血合筋を取り除けば、魚嫌いの子供さんでも、問題なく食べれるようになる可能性が高いのです。