秋といえば「虫の声」。
日本人にとっては季節を感じる大切な音色です。
その代表格が「スズムシ」と「コオロギ」。
同じようにチンチロリン、リーリーと鳴き、姿も似ていますが、実は形や鳴き声に明確な違いがあります。
本記事では、スズムシとコオロギの違いをわかりやすく紹介します。
スズムシの特徴
スズムシは秋の虫の中でも特に人気が高く、俳句の季語としても有名です。
形の特徴
・体長は2〜3cmほど
・細長い体で、脚もすらりと長い
・オスの羽根はやや広がっており、音を出すための構造を持っている
・全体的に黒っぽく、すっきりしたシルエット
鳴き声の特徴
・オスだけが鳴く
・「リーン、リーン」と澄んだ金属的な音色
・鈴を転がすような響きが名前の由来
・一定のリズムで長く続けられる
スズムシの鳴き声は、清らかで透明感があり「秋の夜長に響く音色」として昔から親しまれています。
コオロギの特徴
コオロギも秋を代表する虫ですが、種類が多く、その鳴き声は多彩です。
形の特徴
・体長は2〜4cmほどでスズムシよりやや丸みがある
・羽根はスズムシより短く、背中に沿って畳まれている
・触角は長いが体はスズムシほど細長くない
・全体的に茶色や黒色で、がっしりした印象
鳴き声の特徴
・「コロコロ」「チンチロリン」「キリキリリ」と種類によって異なる
・スズムシのような澄んだ音ではなく、少し低めで温かみがある音色
・同じコオロギでも「エンマコオロギ」「マツムシ」など、声質に違いがある
コオロギの鳴き声は、どこか素朴で落ち着いた印象を与えます。
スズムシとコオロギの違いまとめ
| 特徴 | スズムシ | コオロギ |
|---|---|---|
| 体の形 | 細長くすっきり | 丸みがありがっしり |
| 色 | 黒っぽい | 茶色〜黒色 |
| 鳴き声 | 「リーン、リーン」澄んだ音色 | 「コロコロ」「チンチロリン」素朴な音 |
| 鳴くのは | オスだけ | オスだけ |
| 印象 | 涼しげで透明感 | 温かみのある秋らしさ |
まとめ
スズムシとコオロギはどちらも秋を代表する鳴く虫ですが、
・スズムシは「リーン」と澄んだ涼しげな音色
・コオロギは「コロコロ」と温かみのある素朴な音色
と、雰囲気が大きく異なります。
姿も、スズムシはスリムでスタイリッシュ、コオロギは丸みがあり力強い形。
ぜひ実際の声を聴き分けながら、秋の訪れを感じてみてください。


