「白は200色ある」というフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。
一見、大げさに聞こえますが、実は色彩学やデザインの世界では「白」というカテゴリーの中に数百種類のバリエーションが存在します。
白は「無色」ではなく微妙に違う色合い
私たちが「白」と呼んでいる色は、実際には光の反射率やRGBのバランス、黄色味・青味・灰味の成分がわずかに違うだけで印象が大きく変わります。
・青みがかった白(クールホワイト)
・黄みがかった白(アイボリー、ナチュラルホワイト)
・灰色を帯びた白(オフホワイト、グレイッシュホワイト)
このように「白」は単一ではなく、幅広いスペクトルを持っています。
業界で定義される「数百種類の白」
塗料メーカーやインテリア業界では、白だけで200〜500種類以上 のカラーチャートが存在します。
たとえば:
・「スノーホワイト」
・「パールホワイト」
・「ミルキーホワイト」
・「オフホワイト」
同じ「白」と呼んでも、それぞれのニュアンスが違うため、プロの現場では非常に細かく区分されているのです。
光源や環境で「白の見え方」は変わる
人間の目は環境に順応するため、同じ「白」でも光の種類や周囲の色によって違って見えます。
・蛍光灯の下 → 青白く感じる
・電球の下 → 黄味がかって見える
・自然光 → 純白に近い印象
これを「色順応効果」と呼び、白の印象は客観的に一定ではなく、状況次第で変化するのです。
人の目で識別できる「白」の数は?
ここで気になるのが「実際に人間の目は何色の白を識別できるのか?」という点です。
科学的な研究によれば、
・人間は光の三原色(赤・緑・青)の組み合わせで 約1000万色 を見分けられるとされています。
・そのうち「白系統」の色については、明度や色相のわずかな差を含めると 数十〜数百種類 を判別できると考えられています。
つまり、「白は200色ある」という表現は誇張ではありますが、人間の目が実際に識別できる範囲を考えると あながち間違いではない のです。
まとめ
・白は単なる「無色」ではなく、色味のバランスで大きく印象が変わる。
・業界では200〜500種類以上の「白」が定義されている。
・人間の目も数十〜数百種類の白を識別できる能力を持っている。
👉 結論:
「白は200色ある」というのは比喩的な表現ですが、科学的に見ても人間の目はそれに近い数の白を見分けられるため、完全な誇張とは言えません。


