

ゴンズイの毒針の注意点と安全な食べ方
ゴンズイは、群れで行動するナマズの仲間で、堤防釣りなどでよく釣れる魚です。背ビレと胸ビレに鋭い毒棘を持っており、刺されるとアイゴと同様に強い痛みを感じます。しかし、適切に処理すれば、その身は非常に美味しく、特に煮付けや天ぷらなどに向いています。
ゴンズイの毒針の注意点
ゴンズイの毒針は、アイゴと同様にタンパク質性の毒を持っており、刺されるとズキズキとした痛みが長時間続くことがあります。刺されないためには、以下の点に注意してください。
- 毒針の位置を把握する: ゴンズイの毒針は、以下の3箇所にあります。
- 背ビレ: 1本の独立した太い棘があります。
- 胸ビレ: 左右それぞれのヒレに1本ずつ、計2本の棘があります。 これらの棘は非常に鋭く、魚体が弱っていても毒性は失われません。
- 素手で触らない: 釣れたゴンズイを扱う際は、絶対に素手で触らないでください。厚手のグローブやプライヤー、フィッシュグリップなどを必ず使用しましょう。特に、群れで釣れることが多いため、油断せずに一匹ずつ慎重に扱ってください。
- 不用意に扱わない: 釣れたゴンズイをクーラーボックスに入れる際や、針を外す際も細心の注意を払ってください。他の魚と一緒に入れる場合は、毒針が刺さらないよう、ゴンズイだけ別の袋に入れるなどの工夫が有効です。
もし刺されてしまったら:
万が一ゴンズイの毒針に刺されてしまった場合の応急処置は、アイゴと同様です。
- 患部を温める: ゴンズイの毒も熱に弱い性質を持っています。約45℃~50℃くらいの熱めのお湯(やけどに注意)に患部を15分~90分ほど浸すと、痛みが和らぎます。
- 毒針が残っていたら取り除く: 目視できる場合は、ピンセットなどで慎重に取り除きます。
- 患部を清潔にする: 流水で洗い流し、清潔に保ちましょう。
- 病院を受診する: 痛みがひどい場合、腫れが引かない場合、またはアレルギー反応(呼吸困難、発疹など)の症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
適切に処理すればゴンズイは美味しく食べられる!
ゴンズイは「ゴンズイ玉」と呼ばれる群れで行動し、見た目から敬遠されがちですが、その身は淡白で癖がなく、非常に美味しい魚です。特に煮付けや汁物にすると、独特の旨みとゼラチン質が溶け出して絶品ですよ。
美味しいゴンズイを食べるための処理方法:
- 毒針の除去:
- 釣れたらすぐに、キッチンバサミやペンチなどで、背ビレと両方の胸ビレにある太い毒棘を根元から切り落としてください。これが最も重要な工程です。
- 毒針を取り除く際は、必ずグローブを着用し、魚が暴れないようにしっかりと押さえつけながら行いましょう。
- ヌメリの除去:
- ゴンズイは独特の強いヌメリを持っています。このヌメリは臭みの原因にもなるので、しっかりと取り除きましょう。
- 塩を振って揉みこみ、熱湯を回しかけてから冷水で洗い流すと、ヌメリが取れやすくなります。タワシなどで擦り落とすのも効果的です。
- 内臓処理:
- エラと内臓を丁寧に取り除き、腹腔内を流水でよく洗い、血合いもきれいに除去します。
- 特に、肝臓の周辺や内臓周りには独特の風味があるため、きれいに処理することで臭みが軽減されます。
おすすめのゴンズイ料理:
- 煮付け: ゴンズイ料理の定番で、その真価が発揮されます。身はホロホロと柔らかく、煮汁がよく染み込んでご飯が進みます。コラーゲン質も豊富で、煮汁にとろみが出ます。
- 味噌汁・吸い物: 良い出汁が出るので、汁物に入れると非常に美味です。ネギや豆腐などと相性抜群です。
- 唐揚げ・天ぷら: 下処理をしっかりすれば、淡白な白身がふっくらと揚がり、お子様にも人気です。骨に注意して食べましょう。
- 蒲焼き: ナマズの仲間なので、蒲焼きにしても美味しくいただけます。
毒針への対策さえしっかり行えば、ゴンズイは「釣って楽しく、食べて美味しい」素晴らしい魚です。ぜひ、これらの処理方法を参考に、ゴンズイの美味しさを堪能してみてくださいね。

