じめじめとした梅雨の季節がやってきましたね。雨予報に悩まされることもありますが、この時期ならではのターゲットを狙って釣行を計画されている方も多いかと思います。
でも、ちょっと待ってください!
この**「梅雨時期」は、釣った魚の管理に普段以上に気をつけなければいけない、とっても危険な時期**でもあるんです。
なぜなら、気温が高く湿度も高い梅雨は、細菌がびっくりするほど繁殖しやすい環境だから。せっかくクーラーボックスで冷やして持ち帰っても、対策が甘いと「食中毒」のリスクが高まってしまうんです…。
「そんなの怖いな…」と思ったあなた、大丈夫です!
梅雨の時期でも、釣った魚を安全に、そして美味しく持ち帰るための、釣り人にとって最強の味方があるんです。
それが、今回改めて強くおすすめしたい**「海水氷」**です!
今回は、なぜ梅雨時期に食中毒リスクが高まるのか、そして海水氷がそのリスクをどう減らしてくれるのかを、分かりやすく解説します!
梅雨時期の釣りが「食中毒」のリスクを高める理由
改めて確認しましょう。なぜ梅雨時期は魚の鮮度管理が難しいのでしょうか?
主な理由は以下の2つです。
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高い気温と湿度で細菌が爆発的に増殖! 食中毒の原因となる細菌の多くは、20℃〜40℃くらいの温度で最も活発に増殖します。梅雨時期の気温はまさにこのゾーンに入りますし、高い湿度が細菌の活動をさらに後押しします。釣った魚の表面やエラ、内臓などに付着した細菌が、あっという間に増えてしまうんです。
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クーラーボックス内の温度が上がりやすい 外気温が高いため、いくらクーラーボックスに入れていても、開け閉めするたびに暖かい空気が入り込んだり、氷が溶けるスピードが速くなったりして、クーラーボックス内の温度を低く保つのが難しくなります。
魚は非常に傷みやすい食材です。これらの悪条件が重なる梅雨時期は、普段と同じように冷やしているつもりでも、気付かないうちに細菌が増えてしまい、食中毒のリスクが跳ね上がってしまうのです。
梅雨の危険から魚を守る!「海水氷」の力がすごい!
そこで登場するのが、釣り人にとって夏の、そして特に梅雨時期の強い味方「海水氷」です!
以前にもご紹介しましたが、梅雨時期における海水氷のメリットは、食中毒予防の観点から見るとさらに強調されます。
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細菌の繁殖を「塩分」がしっかり抑制! これが梅雨時期に海水氷を使う最大の理由と言っても過言ではありません。海水氷が溶けてできた「冷たい海水」は、適度な塩分を含んでいます。この塩分には、細菌の活動を抑えたり、増殖を遅らせたりする効果があるんです。真水が溶けただけの水が、細菌にとって繁殖しやすい環境なのに対し、冷たい海水はまさに**「天然の抗菌液」**のように働き、クーラーボックス内の細菌の増殖を強力に抑えてくれます。
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真水氷より低温でしっかり冷やす! 海水は約-1.8℃程度で凍り始め、溶ける際も0℃より低い温度を保とうとします。これにより、魚を効率よく、素早く、そして魚の体液が凍るギリギリの温度で冷やすことができます。魚の温度を素早く下げて、細菌が増殖しにくい状態に持ち込むのは、食中毒予防の基本中の基本です。
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魚の身質を守り、鮮度を高く保つ! 低い温度で優しく冷やす効果や、浸透圧の差が少ないことで魚の水分が逃げにくい効果は、もちろん梅雨時期でも健在です。悪条件の中でも、釣った魚のプリプリとした食感や旨味を守ってくれます。
海水氷を使うことで、梅雨の高温多湿という「細菌にとって最高の環境」を、「細菌が増えにくい環境」に変えることができるのです。これは、大切な家族や友人に、釣った魚を安全に美味しく食べてもらうために、ぜひ実践してほしい対策です。
梅雨時期の釣行に向けた海水氷の準備と使い方
海水氷の作り方は以前ご紹介した通り、とっても簡単です。
- できるだけ綺麗な海水を汲む(港内より外洋に近い場所が望ましい)。
- ペットボトルやジップロックなどの容器に入れて冷凍庫で凍らせる。
梅雨時期に使う上でのポイント:
- 多めに用意する: 気温が高いため氷の消耗が早いです。いつもより多めに用意しましょう。
- クーラーボックスを冷やしておく: 出発前にクーラーボックスに保冷剤や少しの氷を入れて冷やしておくと、氷の持ちが格段に良くなります。
- 溶け出した海水はこまめに捨てる: 細菌の繁殖を抑える効果があるとはいえ、溶け出した海水が魚全体に浸かったまま長時間放置するのは避けましょう。定期的に排水口から抜くことで、常に冷たい海水氷が魚に触れる状態を保てます。
- 魚は直接触れさせてもOK: 海水氷は真水氷ほど急激に凍らせないので、基本的に魚をそのまま投入して大丈夫です。隙間なく氷を詰め込むことで、魚全体を均一に冷やすことができます。
梅雨の釣り、さらに安全に楽しむための+α対策
海水氷に加えて、梅雨時期の鮮度・安全対策として、以下の点にも気を配りましょう。
- 締める・血抜きは素早く丁寧に! 魚が死ぬと鮮度劣化が始まります。締める(活け締めなど)と血抜きは、魚の温度が上がる前に、釣ってすぐに済ませましょう。
- 魚を地面に置かない! 地面には多くの細菌がいます。魚を直接地面に置くと、細菌が付着してしまいます。必ずクーラーボックスや清潔な場所に入れましょう。
- 魚を触りすぎない! 手にも細菌は付着しています。必要以上に魚を触るのを避け、手や魚を拭くタオルなども清潔なものを用意しましょう。
- 持ち帰ったらすぐに処理! クーラーボックスから出したら、できるだけ早く内臓を取り除くなど下処理を行い、冷蔵庫で保管するか調理しましょう。
まとめ:梅雨の釣りは「海水氷」で美味しく、安全に!
梅雨時期の釣りは、気温と湿度の高さから食中毒のリスクが普段より高まります。
しかし、「海水氷」を使うことで、その最大の原因である細菌の繁殖を効果的に抑え、魚を素早く安全な温度に冷やすことができます。
長かった自粛期間が明けて、これから本格的に釣りができる!という方も多いかと思います。せっかく釣り上げた大切な魚で、悲しい思いをすることがないよう、梅雨の釣行にはぜひ「海水氷」を準備してください。
少しの手間で、釣果を最高の鮮度と安全な状態で持ち帰り、美味しくいただくことができますよ!
今年の梅雨も、「海水氷」を味方につけて、安心・安全な釣りを楽しみましょう!


