夏の夜、磯や堤防で突然の強烈な引き――それは「コロダイ」かもしれません。
関西〜九州エリアではよく釣れる魚で、夜釣りでのターゲットとして人気が高まっています。
この記事では、釣り人の視点から「コロダイ」の特徴・釣れる場所・仕掛け・食味までを詳しく解説します。
これから夜釣りを始める方も、ぜひ参考にしてください。
コロダイとは?基本情報と分類
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | コロダイ(標準和名) |
| 学名 | Diagramma pictum |
| 別名 | ゴマフエ、コロ、コロッケ、モンツキなど(地方名) |
| 分布 | 関東以南の太平洋岸、四国、九州、沖縄、東シナ海沿岸 |
| 生息域 | 水深5〜50mの岩礁帯・砂礫底・堤防周辺 |
| 最大サイズ | 80cm超(一般的に40〜60cm前後) |
コロダイの外見的特徴
・体はやや側扁しており、成魚は全体が灰色〜褐色でうっすら縞模様
・口は大きく、下顎がやや突き出る形状
・ヒレは厚く、尾ビレは丸みを帯びる
・幼魚は黒地に黄色の斑点が目立ち、美しい模様(観賞魚として人気)
※幼魚と成魚では見た目が大きく異なりますが、同種です。
コロダイの行動・習性
・夜行性で、昼間は岩陰や根の奥に身を潜める
・夜になると活発にエサを探し回る「夜釣り向けターゲット」
・警戒心は比較的低く、臭いの強いエサに敏感
・群れを作らず単独行動が多いが、同じ根周りで複数釣れることも
釣れる時期と時間帯
・ベストシーズン:初夏〜秋(6月〜10月)
・特に夏場の夜釣りが最も有望
・夕まずめ〜夜10時までが狙い目
・日中にも釣れるが、ヒット率は低め
コロダイが釣れる場所とポイント
◆ よく釣れるポイント
・堤防先端の根周り
・ゴロタ浜やサーフの岩混じりエリア
・磯のスリットや水道部
・港湾部の常夜灯付近(大型も!)
南紀や紀伊半島、西日本の磯釣り場では定番ターゲットのひとつです。
コロダイのおすすめ釣法
① ブッコミ釣り(ぶっこみ仕掛け)
・最もポピュラーな釣り方
・ハリスは5〜8号、丸セイゴ17〜20号前後
・オモリは25〜40号で底をキープ
・餌:サンマの切り身、イカ短冊、キビナゴ、青虫、カニなど
・三脚での置き竿スタイルが基本
夜間に竿先が引き込まれる豪快なアタリが最大の魅力!
② フカセ釣り(半夜〜夜釣り)
・エサ取りが多い時期は沈め探りが有効
・マキエに集まるチヌ・グレ狙いの外道として釣れるケースも
・ハリス4〜6号で根ズレに注意
ヒット時の引きとファイト
・一瞬でドラグを引き出すパワー型の引き
・根に潜るクセがあるため、初動で止めることが勝負
・大型個体はタモ入れ直前で急に走り出すため油断禁物
「まるで青物」と言われることもあるほど、パワーは一級品です。
コロダイの食味と調理法
意外と知られていませんが、コロダイは非常に美味な白身魚です。
● 刺身(2日程度寝かせると旨味アップ)
・身はやや水分が多く、熟成向き
・昆布締めや塩締めにもおすすめ
● 塩焼き
・淡白ながら脂もあり、焼くとふっくら仕上がる
● 煮付け
・頭部やカマの部分は出汁がよく出て、ご飯のお供に最適
● 唐揚げ・天ぷら
・骨ごと揚げると美味で、食感も楽しめる
※内臓の処理は丁寧に。やや臭みが出やすいため、持ち帰り時は海水氷で冷却を徹底。
地域による呼び名と混同注意
・地方によっては「ゴマフエ」「モンツキ」「コロ」などの名称あり
・シブダイやフエフキダイと混同されることも多いが、科も異なります
・外見が似ている「イサキ」とも区別を要します
コロダイの注意点
・釣った直後はヒレや尾をバタつかせるため、手持ち時は注意
・まれに肝臓に毒があるという報告もあるため、「内臓は食べない」のが無難
・大きな個体ほど身に臭みが出ることがあるが、熟成や下処理で解消可能
まとめ:コロダイは夏の夜釣りで狙える実力派ターゲット!
・夜釣りで釣れる強烈な引きの持ち主
・見た目に反して非常に美味で、白身魚として高評価
・ブッコミ釣りとの相性抜群。堤防・磯の両方で狙える
夏の夜、静かな海で突然くる強烈なアタリ――
その正体がコロダイだったときの感動は、釣り人だけが知る特権です。
これから夜釣りを始める方にも、コロダイはぜひおすすめのターゲット。
道具を準備して、熱い夏の夜釣りに出かけてみましょう!


