全国のスーパーや外食チェーンなどで最も多く流通しているイカの刺身は「輸入のモンゴウイカ(コウイカ類)」です。
その理由や背景を、以下にわかりやすく解説します。
■ なぜ「モンゴウイカ(輸入品)」が刺身として多いのか?
✅ ① 加工がしやすく、見た目が良い
モンゴウイカは胴が厚くて平らで、刺身用にスライスしやすい形状をしています。
また、身の白さと艶が非常に美しく、照りのある刺身が作りやすいのが特徴。
→ 回転寿司・スーパーの「白いイカ刺し」は、ほとんどこれです。
✅ ② 安定供給でき、価格が安い
日本のイカ(アオリイカやスルメイカ)は漁獲量が不安定かつ高騰気味。
その一方で、インド・ベトナム・タイ・中国などから冷凍モンゴウイカが安定して大量輸入されています。
→ 輸入品は「加工済」「カット済」「真空パック」で流通しやすく、飲食業界にとって重宝されます。
✅ ③ 冷凍・解凍に強く、味も安定
モンゴウイカは筋肉組織がしっかりしているため、冷凍耐性が高いです。
解凍してもベチャッとならず、コリコリした食感が残るため、刺身用途に最適。
→ 解凍後の見た目・味・触感のバランスが非常に良い。
■ アオリイカやスルメイカはなぜ主役でない?
▶ アオリイカ
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高級すぎてスーパーには滅多に並ばない
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主に地元漁港・高級鮮魚店・寿司屋で扱われる
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生で提供するには鮮度管理が難しい
▶ スルメイカ
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細長くて加工しにくい
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加熱・加工用途がメイン(塩辛・一夜干しなど)
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刺身にすると食感が少し固めで「安い居酒屋用」とされがち
■ 流通の実例(例)
| 店舗種別 | よく使われるイカ刺身 |
|---|---|
| スーパー(全国) | 輸入モンゴウイカ(冷凍解凍) |
| 回転寿司チェーン | 輸入モンゴウイカ or スルメイカ |
| 高級寿司店 | 国産アオリイカ(季節でモンゴウも) |
| 漁港直売所 | 地元産アオリイカ or スルメイカ |
■ まとめ:イカ刺しの主役は“コスパ最強の輸入モンゴウイカ”
✅ 見た目よし・食感よし・価格よし
✅ 加工しやすく冷凍耐性もあり
✅ 大量流通が可能=全国の店頭に並びやすい
つまり、イカ刺身界の主力選手は**「輸入モンゴウイカ」**といえるのです。


