【アワビの秘密】養殖アワビの殻が青い・緑色になる理由とは?天然物との見分け方を徹底解説

養殖アワビと天然アワビの決定的な違い

写真にある美しい青緑色をしたアワビをご覧ください。

魚の場合は、ヒレの擦れ具合や体型を見れば、養殖か天然かの違いがパッと見てわかります。

しかし、アワビの場合は見た目で判断するのが非常に難しいと感じる方が多いはずです。

実は、この鮮やかな青や緑の殻の色こそが「養殖アワビ」である何よりの証拠なのです。

市場では目利きのポイントとして「グリーンマーク」と呼ばれることもあります。

なぜこんなに鮮やかなエメラルドグリーンになるのか、その秘密に迫ってみましょう。

青緑色の理由は毎日食べている「エサ」

結論から言うと、殻が青くなる理由はアワビが毎日食べているエサにあります。

アワビの殻の色は、その時に食べている海藻などの色素が素直に現れるという、とても面白い特徴を持っているのです。

天然のアワビは、自然の豊かな海でカジメやオゴノリといった様々な種類の海藻を食べて育ちます。

特に紅藻類を食べると赤褐色になりやすく、結果として岩場に紛れ込めるようなゴツゴツした黒っぽい色合いに仕上がります。

さらに天然物は、殻に他の海藻がびっしり生えていたりして、とてもワイルドな見た目をしているのが特徴です。

一方、養殖のアワビはどうでしょうか。

彼らは稚貝のころから、陸上の水槽などで徹底した管理のもと大切に育てられます。

その際、成長を良くするための人工の配合飼料や、アオサなどの緑藻類を中心に与えられることが多いのです。

この人工飼料や緑藻類の色素が影響して、あの鮮やかな青色や緑色の殻を作り出しています。

フラミンゴがエビを食べてピンク色になるのと似ていて、生命の神秘を感じる瞬間でもあります。

水槽で育つため、殻の表面に余計な付着物が少なく、つるっとしていて綺麗なのも養殖アワビならではの個性です。

海に放たれたアワビのドラマチックな変化

ちなみに、稚貝の時だけ養殖場で育ち、途中から海へ放流されたアワビの殻の色はどうなると思いますか。

実は、海に放たれて自然の多様な海藻を食べ始めた途端、そこから先の殻の色が赤褐色にガラリと変わるのです。

成長した殻の色の境目を見るだけで、この子は途中まで養殖でそこから厳しい自然の海でたくましく育ったのだなという生い立ちが一目で分かります。

環境に合わせて姿を変える生き物の適応力は、本当に素晴らしいものです。

まとめ

養殖のアワビは、徹底した水質管理と栄養満点のエサのおかげで肉厚で柔らかく、非常に美味しいと評判です。

スーパーや魚屋さんでアワビを見かけたときは、ぜひその殻の色に注目してみてください。

綺麗な青緑色なら、安全な環境で大切に育てられたのだなと、彼らが食べてきたご飯のことに思いを馳せてみるのも楽しい楽しみ方です。

 

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