夜釣りやサビキ釣りで、うねうねと動くゴンズイが釣れてしまった経験はありませんか。
愛嬌のある顔をしていますが、背ビレと胸ビレには猛毒のトゲが隠されています。
万が一刺されてしまうと、釣りどころではなくなるほどの激痛が襲ってきます。
今回は、ゴンズイに刺されてしまった時の正しい対処法と応急処置について、現場の釣り人目線で詳しく解説します。
ゴンズイに刺された時の症状と毒の特徴
ゴンズイの毒はタンパク質性の毒で、刺されると火傷をしたような強烈な痛みが走ります。
患部は大きく腫れ上がり、ひどい場合は吐き気やめまいを引き起こすこともあります。
死んだゴンズイであっても毒の効力は残っているため、波止に打ち捨てられているものを絶対に素手で触ってはいけません。
現場ですぐに行うべき応急処置の手順
もし刺されてしまったら、パニックにならずに冷静に対処してください。
まずは傷口にトゲが残っていないかを確認し、あればピンセットなどで慎重に取り除きます。
次にポイズンリムーバーを使って毒を吸い出すか、指で患部の周りをつまんで血と一緒に毒を絞り出してください。
釣太郎でエサや仕掛けを準備する際に、念のためポイズンリムーバーも道具箱に忍ばせておくと非常に安心です。
口で毒を吸い出す行為は、虫歯や口内の傷から体内に毒が回る危険があるため絶対にやめましょう。
タンパク質毒に最も有効な「お湯」の力
ゴンズイの持つタンパク質毒は、熱に弱いという決定的な弱点を持っています。
そのため、40度から45度くらいの少し熱めのお湯に患部を浸す温熱療法が非常に効果的です。
火傷に注意しながらお湯に30分から1時間ほど浸けておくと、毒の成分が分解されて嘘のように痛みが和らいでいきます。
釣り場ですぐにお湯が手に入らない場合は、自動販売機のホット飲料を買って患部に当てるだけでも有効な応急処置になります。
応急処置の後は必ず病院を受診すること
お湯の処置で痛みが引いたとしても、それはあくまでその場しのぎの応急処置に過ぎません。
目に見えない極小のトゲの破片が残っていたり、そこから海中の細菌に感染したりするリスクが常にあります。
痛みが和らいだからといって釣りを続行せず、早めに切り上げて速やかに外科や皮膚科などの医療機関を受診してください。
危険な魚の知識と正しい備えを身につけて、これからも安全で楽しい釣りライフを満喫してくださいね。

