【衝撃の事実】「網で獲った魚」と「一本釣りの魚」。同じ魚でも味は天と地ほど変わる理由

スーパーに並ぶ魚と、自分で釣った魚。 同じ海、同じ時期に泳いでいたアジやタイでも、

その価値は全くの別物です。

なぜ市場で「一本釣り」ブランドが高値で取引されるのか。

その決定的な「差」について、包み隠さずお話しします。

「網」の中は、満員電車を超える地獄絵図

網漁(定置網や底引き網)は、効率よく大量に魚を捕るための漁法です。

しかし、魚の「質」という点では大きなデメリットがあります。

想像してみてください。

網の中で数百、数千匹の魚がすし詰め状態になる光景を。

魚同士が激しく擦れ合い、ウロコが剥がれ、身に強い圧力がかかります。

人間で言えば、満員電車で押しつぶされながら全力疾走させられるようなもの。

この極限のストレスが、魚の旨味成分(ATP)を劇的に消耗させてしまうのです。

「窒息死」と「即殺」の決定的違い

網で獲れた魚の多くは、水揚げされる過程で暴れ回り、最終的に酸欠で死に絶えます。

いわゆる「野締め(のじめ)」の状態です。

苦しみながら死ぬことで、体温は急上昇し、身は焼けたようになり、乳酸が溜まる。

これが身の劣化と、あの独特の生臭さを生む最大の原因です。

家に持ち帰る頃には、すでに鮮度のピークを大きく過ぎてしまっているのが現実なのです。

「一本釣り」がVIP待遇と呼ばれる理由

一方で、我々が楽しむ釣り(一本釣り)はどうでしょうか。

一匹一匹、個別にやり取りをして釣り上げます。

網のように魚同士で押しつぶされる物理的なダメージがありません。

そして何より最大の利点は、「釣り上げた直後の処理」ができること。

生きたまま手元に来るため、即座に活締めや血抜きを施すことができます。

ストレスで旨味が減る前に、最高の状態で時間を止めることができるのです。

味覚で分かる「透明感」と「歯ごたえ」

実際に食べ比べると、その差に驚くはずです。

網の魚は、身が少し白濁し、食感もどこかスポンジのように頼りないことが多い。

対して釣った魚は、身が透き通るように輝き、歯を押し返すような強烈な弾力があります。

寝かせた(熟成させた)時の旨味の出方も、血が回っていない釣り魚の方が圧倒的に上品で深くなります。

「魚臭さ」と「磯の香り」は別物だと、はっきり理解できる瞬間です。

釣り人の特権を噛み締めよう

「関アジ」や「関サバ」などの高級ブランド魚が、なぜ一本釣りにこだわるのか。

それは、網では絶対に出せない品質があることを知っているからです。

釣り人は、その高級ブランド魚と同等、いや、処理次第ではそれ以上の魚を日常的に手にしています。

手間暇かけて釣る一匹には、お金では買えない価値がある。

次回の釣行では、その「差」を舌で感じながら、至福の晩酌を楽しんでください。

「網で獲った魚」と「一本釣りの魚」。同じ魚でも味は天と地ほど変わる理由。釣太郎

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