釣っり人には外道と呼ばれる魚「ニザダイ」です。
和歌山、特にここ南紀では「サンノジ」という愛称で親しまれていますね。
さて、この「サンノジ」という呼び名。 由来をご存知でしょうか?
ヒントは、この写真の尾びれにあります。
尾っぽの付け根あたりを、よーく見てください。
黒い斑点が「3つ」、並んでいますよね。
これが漢字の「三」に見えることから、「サンノジ(三の字)」と呼ばれているんです。
「なんだ、ただの模様か」 そう思った方、ちょっと待った。
実はこの3つの点、ただの模様ではありません。 触るととっても危険な「武器」なんです。
この黒い点には、硬くて鋭い「骨質板(こつしつばん)」というトゲが隠されています。
不用意に素手で掴もうとすると、スパッと手を切ってしまうことがあるんです。
まるでカミソリやメスのよう。
英語では「サージョンフィッシュ(外科医の魚)」なんて呼ばれる仲間もいるくらいですから、その切れ味は本物です。
もし釣れても、この尾びれ周りだけは素手で触らないように気をつけてくださいね。
フィッシュグリップやタオルを使って、安全に針を外しましょう。
「磯臭い」と敬遠されがちなサンノジですが、実は冬の時期は脂がノッていて美味しいんです。
釣った直後の血抜きと、内臓処理さえしっかりすれば、お刺身や煮付けで楽しめますよ。
特に冬のサンノジは、真っ白な身に脂が差して、真鯛にも負けない味わいです。
見た目で判断せずに、安全に処理して、ぜひ一度味わってみてください。
釣り場で見かけたら「あ、これが噂の3つの武器か」と思い出してくださいね。

