フカセ釣りのウキ。
胴突きや探り釣りの竿先。
どちらも「アタリ」ですが、
感じ方はまったく別物です。
同じ魚を掛けていても、
脳の反応は違う。
なぜか。
そこには
人間の感覚処理の仕組みが関係しています。
結論から言うと
まず答えを出します。
| 種類 | 主に使う感覚 | 脳の刺激タイプ |
|---|---|---|
| ウキ | 視覚 | 瞬間爆発型 |
| 竿先 | 触覚+視覚 | じわじわ蓄積型 |
ウキは「ドン!」
竿先は「ジワ…」
この違いです。
ウキが沈む刺激は「目で感じる快感」
ウキ釣りは、
基本的に“見る釣り”です。
・揺れる
・止まる
・沈む
この変化を
目が一瞬で捉えます。
人間の脳は、
「視覚変化」に極端に弱い。
小さな変化でも、
すぐ興奮スイッチが入る。
だからウキが沈むと
「うわっ!」
となる。
ほぼ反射です。
ウキの刺激は「予測→爆発」型
ウキ釣りでは、
ずっと待っています。
「来るか…?」
「まだか…?」
この状態が続く。
そして突然、沈む。
溜めに溜めた期待が、
一気に爆発する。
これが
ウキの快感の正体です。
竿先アタリは「手で感じる快感」
一方、竿先釣り。
こちらは
“感じる釣り”です。
・コツ
・モゾ
・スー
手と穂先で読む。
視覚より先に、
指が反応することも多い。
これは
かなり上級者向けの刺激です。
竿先の刺激は「積み重ね型」
竿先釣りは、
常に微振動を拾っています。
潮
底
魚
全部が伝わる。
だから脳は、
ずっと働いている。
「今の何や?」
「魚か?」
「違うか?」
この思考の連続。
結果、
静かな興奮状態が続く。
ドーパミンの出方も違う
ざっくり言うとこうです。
ウキ釣り
・普段:低
・沈んだ瞬間:爆上がり
竿先釣り
・普段:中
・ヒット時:じわ上がり
ウキは花火。
竿先は焚き火。
そんな感じです。
なぜ初心者はウキが好きなのか
理由は簡単。
わかりやすいから。
沈めばアタリ。
外れない。
成功体験が早い。
脳がすぐ報酬をもらえる。
だからハマる。
なぜベテランは竿先釣りに行くのか
逆です。
難しいから。
分かりにくい。
失敗が多い。
だから面白い。
竿先は、
「読めるようになる過程」
そのものが快感です。
シチュエーション別おすすめ
| 状況 | 向いている釣り |
|---|---|
| 初心者・家族 | ウキ釣り |
| 渋い日 | 竿先 |
| 冬・低活性 | 竿先 |
| のんびり | ウキ |
| 技術磨き | 竿先 |
結論
ウキと竿先は、同じアタリでも、脳の使い方が違う。
ウキは「見る快感」。
竿先は「読む快感」。
どちらが上かではありません。
どちらが自分に合うかです。
だから釣りは一生飽きない。

