南紀の磯は「低い・平たい」。 それを甘く見ると、潮にやられる。

南紀の磯は、
・高く切り立った断崖磯より
・低くて平坦な磯が多い

これは事実。

だから初めて来た人ほど、こう思う。
「ここ、余裕やん」
「満潮でも大丈夫そう」

——これが一番危ない。


大潮の満潮と干潮。

潮位差はどれくらいあるのか?

結論から言う。

南紀の大潮時の潮位差は、約180cm〜220cm前後。

場所や日によって多少前後するが、
体感としては人の腰〜胸くらいは普通に上下する。

数字で見るとピンと来ない人もいるから、
釣り人目線で言い換える。


釣り人の感覚で言うと、こうなる。

干潮時
・「あ、ここ立てるな」
・「この磯、意外と広いやん」
・「足場めっちゃ安定してる」

満潮時(大潮)
・さっき立ってた場所が水没
・一段上がったつもりが、そこも波被り
・立ち位置が1〜2m後退を余儀なくされる

つまり。

干潮で“使える磯”は、満潮では普通に消える。

南紀では珍しくも何ともない話。


なぜ南紀は、特に危ないのか?

理由はシンプル。

・磯が低い
・磯が平坦
・一気に水が乗る

これが揃ってる。

切り立った磯なら、
潮が上がっても「下が濡れる」だけで済む。

南紀の磯は違う。
面で水が来る。

これが怖い。


大潮満潮は「じわじわ」じゃない。

これ、重要。

潮位表を見てると、
満潮時刻までゆっくり上がるように見える。

でも現場は違う。

・満潮前1時間
・特に最後の30分

ここで一気に来る。

「さっきまで余裕やったのに」
「気付いたら帰り道が波被り」

南紀では、よくある光景。


干潮基準で磯に降りると、ほぼ詰む。

地元の人間は、
必ず満潮を基準に立ち位置を考える。

理由は単純。

干潮基準で考えると、
・満潮時に逃げ場がなくなる
・帰り道が消える
・波を被り続ける

これ、釣果以前の問題。

「釣れる・釣れない」以前に、
帰れるかどうかの話になる。


潮位差2mは、釣り座が消える数字。

2mって、釣り人にとっては致命的。

・クーラーが置けない
・ロッドケースが置けない
・足元が常に濡れる
・踏ん張りが効かない

集中力も削られる。

結果、
・アタリ取れない
・合わせ遅れる
・足元ばかり気になる

釣果も落ちる。


地元釣り人が必ず見るポイント。

南紀で磯に立つなら、最低限これ。

・大潮かどうか
・満潮の潮位(cm)
・満潮時刻
・満潮前後2時間の波

特に大潮+満潮+うねり
これが重なる日は、
「行かない」という判断も普通にアリ。

無理しないのが、
長く釣りを続けてきた人間の共通点。


まとめ。

南紀の磯は「低さ」を舐めたら終わり。

・大潮時の潮位差は約180〜220cm
・干潮で立てる場所は、満潮で消える
・南紀の磯は“面で水が来る”
・満潮基準で釣り座を考えるのが鉄則

南紀の磯は優しそうに見えて、
実はかなり正直だ。

潮を読めば、安全で楽しい。
潮を舐めると、普通に危ない。

これは脅しでも何でもない。
現場に立ってきた釣り人の実感そのもの。

南紀で釣りをするなら、
まずは魚より、潮を見ろ。

それが、地元流。

 

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