【冬の食中毒】ノロウイルスはいつまで続く?スーパーの牡蠣は大丈夫?症状と「加熱」の鉄則を徹底解説

寒さが厳しくなるとともに、美味しくなるのが魚介類です。

しかし、この時期に最も警戒しなければならないのが「ノロウイルス」による食中毒です。

「自分は大丈夫」と思っていても、感染力は非常に強力です。

楽しい釣行や日常生活を台無しにしないために、正しい知識と対策を確認しておきましょう。

今回は、ノロウイルスの特徴から、気になるスーパーの牡蠣の安全性、そして具体的な対策までをまとめました。

■ノロウイルスとはどんな食中毒?

ノロウイルスは、冬場に多発する感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスです。

非常に感染力が強く、わずか10個〜100個程度の少ないウイルス量でも発症するのが特徴です。

【主な症状】 感染から24〜48時間の潜伏期間を経て、突然発症します。

  • 激しい吐き気、嘔吐

  • 下痢、腹痛

  • 37〜38度程度の発熱

これらの症状が1〜2日続きます。

特効薬はなく、脱水症状を防ぐために水分補給を行いながら、回復を待つしかありません。

特に高齢者や乳幼児は重症化しやすいため、厳重な注意が必要です。

■なぜ「二枚貝(牡蠣)」で感染するのか?

(※推奨画像サイズ:横1200×縦675)

「牡蠣(カキ)であたった」という話をよく聞きますが、実は牡蠣自体がウイルスを持っているわけではありません。

牡蠣などの二枚貝は、プランクトンを食べるために大量の海水を吸い込み、濾過(ろか)しています。

その際、海中に漂っているノロウイルスも一緒に内臓に取り込み、濃縮してしまうのです。

そのため、ウイルスが蓄積された内臓ごと食べることで感染してしまいます。

■スーパーの「むき身パック」は大丈夫なのか?

スーパーで売られているパック入りの牡蠣には、必ず**「生食用」「加熱用」**の表示があります。

この違いをご存知でしょうか。

  • 生食用 保健所が指定した、菌やウイルスの少ない綺麗な海域で獲れたもの。 または、紫外線殺菌された海水などで数日間飼育し、内臓の汚れを吐き出させて浄化したものです。 基準をクリアしているため、生で食べてもリスクはかなり低いです。

  • 加熱用 栄養分(プランクトン)が豊富な海域で育ったもの。 身が太って美味しい反面、ウイルスを取り込んでいる可能性が高いため、中心部まで加熱することが必須です。

【結論:スーパーの牡蠣は安全?】 「生食用」と書かれていれば、基本的には生で食べても安全基準を満たしています。

しかし、体調が悪い時や、抵抗力の弱い方(子供・高齢者)は、生食用であっても加熱して食べることを強くおすすめします。

また、「加熱用」を「新鮮そうだから」といって生で食べるのは自殺行為ですので、絶対にやめてください。

■これで安心!具体的な対策と「加熱」のルール

(※推奨画像サイズ:横1200×縦675)

ノロウイルスを死滅させるための対策は明確です。

1. 中心部までしっかり加熱する

ノロウイルスは熱に弱いです。

食材の中心温度が85℃〜90℃の状態で、90秒以上加熱すれば死滅します。

「さっと湯通し」程度ではウイルスは死にません。

鍋物やフライにする際も、中まで火が通っているか十分に確認しましょう。

2. 手洗い・消毒の徹底

調理前、トイレの後は石鹸でしっかり手を洗いましょう。

また、調理器具の消毒には「アルコール」はあまり効果がありません。

ノロウイルスには**「次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)」**が有効です。

まな板や包丁は、薄めた漂白剤で消毒するか、熱湯消毒を行いましょう。

■いつ頃まで注意が必要?

ノロウイルスが猛威を振るうのは、11月〜2月の冬場です。

空気が乾燥し、気温が低いこの時期にウイルスは長く生存します。

しかし、流行のピークは12月〜1月ですが、3月頃までは発生が続く傾向にあります。

「春めいてきたから大丈夫」と油断せず、暖かくなるまでは手洗いと加熱を徹底してください。

■まとめ

  • 症状は激しい嘔吐と下痢、特効薬はない。

  • スーパーの牡蠣は「表示」を必ず確認。「加熱用」は絶対に生で食べない。

  • 加熱は「85℃〜90℃で90秒以上」。

  • 消毒にはアルコールではなく「塩素系漂白剤」か「熱湯」。

  • 3月頃までは油断禁物。

釣行後のお食事や、ご家庭での晩酌。

正しい知識で食材を扱えば、美味しい冬の味覚を安全に楽しむことができます。

健康な体あってこその釣りライフです。

しっかり対策をして、この冬を乗り切りましょう。

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