南紀の地磯はなぜ低くて平たん?磯ができる仕組みと数百万年の成り立ちを釣り人向けに解説

南紀の地磯はなぜ平たんで低いのか。

その理由を地質・隆起・侵食・黒潮の影響から解説。

磯ができるまでにかかる時間や、釣りとの関係も分かりやすく紹介します。


最初に

南紀の地磯に立ったことがある人なら
「ゴツゴツした断崖磯が少ない」
「全体的に低くて歩きやすい」
と感じたことがあるはずです。

実はこの特徴
偶然でも
釣り人に都合がいいからでもなく
地球規模の時間と力の積み重ねによって生まれています。

この記事では

・なぜ南紀の磯は平たんで低いのか
・そもそも磯はどうやってできるのか
・完成までにどれくらいの時間がかかるのか


釣り人の目線で分かりやすく解説します。


南紀の地磯が平たんで低い理由

結論から言うと
南紀の磯は

「削られてできた磯」

です。

ポイントはこの3つ

・地質が柔らかい
・隆起と沈降を繰り返してきた
・黒潮と波の力が非常に強い

この3つが重なっています。


南紀の地質は「削られやすい」

南紀の多くの磯は

・砂岩
・泥岩
・頁岩

といった
比較的柔らかい岩石でできています。

これは
火山岩のような硬い岩ではなく
海底にたまった砂や泥が
長い時間をかけて固まったものです。

つまり

・割れやすい
・崩れやすい
・削られやすい

という性質を持っています。


波は「横から削る」

波は
上から叩くだけではありません。

実際には

・岩の側面をえぐる
・ヒビに海水を押し込む
・引き波で岩片を引き剥がす

という
横方向の破壊力を持っています。

特に南紀は

・外洋に面している
・黒潮が直撃する
・うねりが常に入る

ため
削る力が全国でもトップクラスです。

結果

尖った磯
切り立った磯

は削り落とされ
低くて平たい磯だけが残る
という状態になります。


隆起と沈降を繰り返してきた南紀

南紀は

・プレートの沈み込み
・地殻変動

によって
何度も

「海底 → 陸」
「陸 → 海底」

を繰り返してきました。

この過程で

・一度できた断崖磯が沈む
・再び隆起する
・その間に削られる

という工程が何度も起きています。

つまり南紀の磯は

「作っては削られ」
「削られてはまた現れ」


何百万年も繰り返した結果
今の形になっています。


そもそも磯はどうやってできるのか

磯の誕生は
いきなり岩が現れるわけではありません。

磯ができる基本ステップ

① 海底に砂や泥がたまる
② 長い年月で岩石になる
③ 地殻変動で隆起する
④ 波で削られる
⑤ 磯として完成

この流れです。


磯が完成するまでの時間

これは多くの人が驚くポイントです。

磯ができるまでの目安

・岩石ができるまで
→ 数百万年

・隆起して陸になるまで
→ 数十万〜数百万年

・波で削られ現在の形になるまで
→ 数万〜数十万年

つまり

1つの磯が完成するまで
100万年以上

かかるのが普通です。

南紀の磯は
人間の時間感覚ではなく
地球の時間感覚で作られています。


南紀の地磯が「歩きやすい」理由

低くて平たい磯は

・危険が少ない
・エントリーしやすい
・足場が安定しやすい

というメリットがあります。

これは

削られ続けた結果
弱い部分がすべて落ち
安定した部分だけが残った
からです。

ただし

・表面は平らでも内部は脆い
・突然崩れる場所もある

ため
油断は禁物です。


釣り人視点で見る南紀の磯の特徴

南紀の磯は

・シャローが広い
・根が低く広がる
・磯際がなだらか

という特徴があります。

これは

・グレが回遊しやすい
・アオリイカが入りやすい
・青物が差し込みやすい

という
魚にとっても好条件を生みます。

南紀が
「魚影が濃い磯場」
として知られる理由のひとつです。


なぜ南紀には断崖絶壁磯が少ないのか

理由は明確です。

断崖磯は

・削られる前の途中形態

だからです。

南紀では

削る力が強すぎるため
途中形態が残らず
完成形だけが残る

結果

低く
平たんな磯が多くなります。


まとめ

南紀の地磯が
平たんで低い理由は

・柔らかい地質
・隆起と沈降の繰り返し
・黒潮と外洋の強烈な波

この3つが
数百万年かけて作用した結果です。

私たち釣り人が立っている磯は

一晩でできた場所ではなく
地球が何百万年もかけて作った釣り座

そう思うと
南紀の磯釣りは
少し違って見えてきます。


要約

南紀の地磯は削られてできた磯。

平たんで低いのは黒潮と波の力が、何百万年も削り続けた結果。

南紀の地磯は削られてできた磯。平たんで低いのは黒潮と波の力が 何百万年も削り続けた結果。釣太郎

 

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