釣具店に行くと、ヘッドライトのコーナーには1,000円前後のものから1万円を超える
高級機までズラリと並んでいますよね。
「同じ『LED』なのに、なんでこんなに値段も明るさも違うの?」
そう思ったことはありませんか?
実はこれ、単なるブランド料の違いではありません。中身の「性能」が全く別物なのです。
今回は、夜釣りの必須アイテム「ヘッドライト」の明るさの秘密を、わかりやすく車やホースに例えて解説します。
1. エンジンが違う!「LEDチップの性能差」
まず、光の源である「LEDチップ(発光体)」そのもののグレードが違います。
車で例えるなら、**「軽自動車のエンジン」と「スーパーカーのエンジン」**くらい違います。
高いライトに使われている高性能チップは、少ない電力で猛烈な光を出すことができます。
パッケージに書いてある**「ルーメン(lm)」**という数値を見てください。これが「光の総量(パワー)」です。
当然、良いエンジン(チップ)を積んでいる方が、この数値は大きくなります。
2. 光の飛ばし方が違う!「レンズと反射板」
実は、釣りにおいて一番「明るい!」と実感できる差はここにあります。
いくらパワーがあっても、光が散らばってしまっては遠くは見えません。
これは**「水道のホース」**をイメージすると分かりやすいです。
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スポット(集光): ホースの先をギュッと絞って遠くに飛ばす状態。遠くのウキや潮目を見るのに最適。
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ワイド(拡散): 霧状に広げた状態。手元や足元全体を照らすのに最適。
高いライトは、この「光をコントロールするレンズ」の設計が非常に精密です。
無駄なく光を集めるため、同じルーメン数でも驚くほど遠くまで明るく照らせます。
3. 燃料の質が違う!「バッテリーの電圧」
いくら高性能なエンジン(LED)を積んでいても、燃料供給が弱ければスピードは出ません。
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乾電池モデル: 電圧が低く、使っているうちに徐々にパワーダウンしやすい。
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専用リチウム充電池モデル: 高い電圧を維持し、最後までフルパワーで発光させる力がある。
最近の「爆光」と呼ばれるライトの多くが充電式なのは、この高い電圧(パワー)が必要だからです。
4. スタミナが違う!「放熱設計」
意外と知られていませんが、LEDは「熱」に非常に弱いです。
強い光を出すと高熱が発生し、熱くなるとLEDは故障を防ぐために自動的に暗くなろうとします。
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高いライト: アルミボディや放熱フィンなどで、熱を逃がす仕組みがしっかりしているため、「明るい状態」をキープできます。
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安いライト: 熱がこもりやすく、すぐに暗くなったり、寿命が短くなったりします。
5. 賢さが違う!「制御回路」
見えない部分ですが、ここも重要です。
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良いライト(定電流回路): 電池が減ってきても、最後の瞬間まで「一定の明るさ」を維持しようと頑張ります。
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安いライト: 電池の減少とともに、ダラダラと暗くなっていきます。
いざ大物が掛かった時に「ライトが暗くて見えない!」というトラブルを防ぐには、回路がしっかりしたものを選ぶのが安心です。
【結論】釣りにはどれを選べばいいの?
「じゃあ、一番高いルーメン数のやつを買えばいいの?」 というと、実はそうとも限りません。
用途に合わせて選ぶのが正解です。
▼手元の作業(ノット組み・エサ付け) 【ワイド配光・200ルーメン程度】
あまり明るすぎたり、スポット光だと、手元が反射して目が眩んでしまいます。広範囲を優しく照らすタイプが使いやすいです。
▼磯歩き・移動 【中〜広角・400ルーメン以上】
足元の凹凸だけでなく、少し先の状況も見たい場面。明るさと広さのバランスが重要です。
▼遠くの確認(ウキ・着水点) 【スポット配光・高ルーメン】
とにかく遠くまで光を届かせたい場合は、集光機能がついたハイパワーモデル一択です。
迷ったら「フォーカス機能付き・充電式」がおすすめ!
これらを踏まえると、釣りに最も汎用性が高いのは以下のタイプです。
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ズーム(フォーカス)機能付き
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手元はワイド、遠くはスポットと切り替えができる。
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リチウムイオン充電式
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最後まで明るく、ランニングコストも安い。
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釣太郎では、エントリーモデルからプロ仕様のハイエンドモデルまで幅広く取り揃えています。
実際の明るさや、光の広がり方が気になる方は、ぜひ店頭でスタッフにお声がけください。
夜釣りの快適さは、ライト一つで劇的に変わりますよ!

