南紀で釣れるシマアジの仔魚はいつ生まれ?成長速度と回遊ルートを徹底解説!

秋になると、南紀地方の堤防や地磯で「手のひらサイズのシマアジ」がよく釣れます。

これらは今年孵化した**当歳魚(その年に生まれた若魚)**で、まだ体色も淡く、群れで泳いでいることが多いです。

では、今釣れているこの仔魚たちはいつ頃孵化したシマアジなのでしょうか?

その成長スピードと、南紀までやってくる回遊ルートをまとめました。

シマアジの孵化時期は?

シマアジ(Caranx delicatissimus)は、主に**春〜初夏(4〜6月)**に産卵します。

日本近海では、奄美〜伊豆諸島〜高知沖〜紀南沿岸にかけて産卵が確認されており、

黒潮の流れに乗って孵化後の仔魚が北上・東進していきます。

つまり、今(11月頃)南紀で釣れているシマアジの仔魚は、5〜6月に孵化した個体が多いと考えられます。


シマアジの成長速度一覧表

以下は、黒潮流域(水温23〜28℃)での平均的な成長速度です。

南紀エリア(串本〜すさみ〜白浜〜みなべ)でもほぼ同様のスピードで成長します。

成長段階 平均体長(cm) 平均体重(g) コメント
5月 孵化直後 0.3cm 約0.01g 透明な仔魚。流れに乗って拡散。
6月 稚魚 1.5〜2cm 約0.2g プランクトン中心の生活。
7月 若魚(稚シマ) 3〜5cm 約1〜2g 群れを作り始める。
8月 幼魚 6〜8cm 5〜8g 小魚や甲殻類を捕食開始。
9月 若魚 10〜12cm 15〜25g 成長期。南紀沿岸に接岸。
10月 若魚 13〜15cm 30〜50g 釣り人によく釣れるサイズ。
11月 成長期後半 16〜18cm 60〜80g 現在南紀で釣れる仔魚サイズ。
12月 成長個体 20cm前後 100〜120g 寒くなると深場へ移動。
1〜3月 越冬個体 22〜25cm 150〜200g 暖流域に留まり冬越し。
4〜6月 成熟期 30〜40cm 500〜900g 産卵期。沖合に移動。
1年後(翌春) 成魚 45〜60cm 1〜2kg 回遊群の主力サイズ。

南紀にやってくるシマアジの回遊ルート

シマアジの仔魚は、黒潮本流に乗って南から北へと移動します。
主なルートは次の通りです。

奄美大島・トカラ列島

宮崎沖・土佐湾沖(高知)

潮岬沖〜串本〜白浜〜みなべ沿岸

一部は紀北・三重沿岸まで北上

黒潮の蛇行が大きい年は、南紀に接岸する黒潮分流が強まり、シマアジの群れが多く入る年になります。
逆に蛇行が少ない年は沖合を通り、釣果が少ない年となります。


南紀の釣り人が知っておくべきシマアジ回遊の特徴

南紀エリアでは、
9〜11月がシマアジ幼魚の接岸ピーク
・群れで動き、1匹釣れると連続ヒットが起こる
・特に早朝と夕方の時合いに活性が上がる
・水温が20℃を下回る12月以降は深場へ下がる

また、潮の動きに敏感で、黒潮接岸エリア(串本・白浜)から順に北上します。
同じ紀南でも、1週間〜10日ほどのズレが生じるのが特徴です。


釣り人向けの実践アドバイス

サビキ釣りやカゴ釣りでよく釣れるサイズは10〜18cm。
・アミエビに好反応を示し、オキアミ生も効果的。
・潮通しのよい漁港(串本、見草、日置、みなべ堺など)では11月が最盛期。
・風が弱い日の朝まずめがチャンス。

この時期に釣れるシマアジは脂が乗り始め、刺身・炙り・塩焼きすべて絶品です。


まとめ(要約)

・南紀で釣れているシマアジの仔魚は、5〜6月頃に孵化した個体。
・11月現在の平均サイズは16〜18cm/60〜80g前後
・黒潮に乗って奄美・高知から南紀沿岸へ回遊してきている。
・11月が接岸ピーク、12月からは深場へ移動。

黒潮と季節のリズムを読むことで、釣行タイミングが格段に精度アップします。
南紀の晩秋は、まさに「若シマアジ狙いのベストシーズン」です。

FAQ

Q1. シマアジはどこで生まれる?
→ 主に黒潮域(奄美〜高知沖)で産卵します。

Q2. 南紀のシマアジは地付き(居着き)?
→ ほとんどが回遊個体です。年によって入り込みの量が変わります。

Q3. シマアジは冬でも釣れる?
→ 数は減りますが、深場や潮通しの良い場所で釣れることもあります。

南紀で釣れているシマアジの仔魚は、5〜6月頃に孵化した個体。 ・11月現在の平均サイズは16〜18cm/60〜80g前後。釣太郎

タイトルとURLをコピーしました