すじこといくらの基本的な違い
| 項目 | すじこ | いくら |
|---|---|---|
| 形状 | 卵巣膜(すじ)に包まれたまま | 卵を一粒ずつバラしたもの |
| 作り方 | 卵巣ごと塩漬け(または醤油漬け) | 卵をほぐしてから調味液に漬ける |
| 見た目 | 細長い塊状(筋が見える) | 丸い粒が光るように輝く |
| 味わい | 塩味が強く、ねっとり濃厚 | ぷちっとした食感でまろやか |
| 流通時期 | 秋(新物すじことして出回る) | 秋〜冬(いくら醤油漬けとして定番) |
| 価格 | やや安い | 高価になりやすい |
すじこ(筋子)とは
すじこは、サケやマスの卵巣膜(すじ)ごと塩漬けにしたものです。
漬ける際に卵をほぐさず、そのまま筋に包まれているのが特徴です。
特徴
・ねっとりとした濃厚な味わい。
・塩分が高く、保存性がある。
・昔ながらの保存食で、ご飯との相性が抜群。
・卵がやや柔らかく、粒が潰れやすい。
味と食感
すじこは「ぷちぷち」というよりも「ねっとり・しっとり」とした舌触り。
塩気が強いものが多く、おにぎりや白ご飯の友として重宝されます。
いくらとは
いくらは、すじこをほぐして卵を一粒ずつバラし、調味液に漬けたもの。
一般的には「いくらの醤油漬け」が最もポピュラーです。
特徴
・粒が立ち、宝石のように輝く見た目。
・醤油・みりん・酒などの調味液で漬ける。
・口の中で「ぷちっ」とはじける快感が特徴。
・塩分はすじこより低く、風味重視。
味と食感
・上品でまろやか。
・プチプチ感があり、口の中で弾ける。
・丼や寿司ネタに最適。
加工と保存の違い
| 工程 | すじこ | いくら |
|---|---|---|
| 加工方法 | 卵巣ごと塩漬け | 卵をほぐして調味液に漬ける |
| 主な味付け | 塩 | 醤油・みりん・酒 |
| 保存期間 | 比較的長い(塩分高) | 短め(冷凍保存向き) |
| 保存方法 | 冷蔵または冷凍 | 冷凍保存が主流 |
栄養面の比較
両方とも高タンパク・高脂質で、ビタミンE・D・B12、DHA・EPAが豊富です。
ただし、すじこは塩分が高めなので食べ過ぎ注意です。
| 栄養成分(100gあたり) | すじこ | いくら |
|---|---|---|
| エネルギー | 約260kcal | 約270kcal |
| たんぱく質 | 約30g | 約32g |
| 脂質 | 約15g | 約18g |
| 食塩相当量 | 約5〜6g | 約2〜3g |
地域による呼び方の違い
北海道では
・「すじこ」=未加工の状態(卵巣に入ったまま)
・「いくら」=バラして味付けした状態
と明確に区別されます。
一方、東北地方では塩漬けすじこが主流で、おにぎりの具として定番です。
まとめ
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すじこは「卵巣ごと塩漬け」→濃厚でしょっぱい。
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いくらは「卵をほぐして味付け」→まろやかでプチプチ。
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保存性を取るならすじこ、
食感と風味を楽しむならいくら。

