🦑 イカをエサにする場合
特徴
・身がしっかりしていて、海中での耐久性が高い。
・塩締めや冷凍後も形が崩れにくく、長持ちする。
・においが控えめで、見た目のアピールが強い。
・光を反射しやすく、夜釣りでの視覚的誘因がある。
向いている魚
・マダイ
・ヒラメ
・タチウオ
・カサゴ
・ハタ類(オオモンハタ・アカハタなど)
メリット
・針持ちが良く、長時間狙える。
・切り身にしても身が裂けにくい。
・塩で締めるとさらに硬くなり、エサ持ち抜群。
デメリット
・動きが少なく、匂いによる誘いは弱い。
・活きエサには劣る「食わせ力」。
・寒い季節や低活性時には反応が鈍い場合も。
🐙 タコをエサにする場合
特徴
・強い匂いと弾力があり、魚の嗅覚を刺激する。
・ぬめりに含まれるアミノ酸成分が強力な誘因。
・一口で食べにくく、魚がしつこく突っつく傾向がある。
向いている魚
・マダコ釣り(共食い狙い)
・カサゴ、ハタ類
・コブダイ、イシダイ、ブダイなど嗅覚重視の魚
・アナゴ、ウツボなど夜行性の底物
メリット
・匂いが強く、濁り潮や夜間でも効果大。
・身が締まっていて、外れにくい。
・魚が「長く咥える」傾向があるため、飲ませ釣りにも良い。
デメリット
・硬すぎて吸い込みが悪い場合がある。
・冷凍すると風味が落ちやすい。
・魚によっては警戒して食わない(特にマダイや青物)。
🎣 状況別おすすめ
| 釣り方・状況 | おすすめのエサ | 理由 |
|---|---|---|
| 昼のマダイ・ヒラメ狙い | イカ | 白く光りアピール強い |
| 夜の根魚(カサゴ・ハタ) | タコ | 匂いで誘う効果大 |
| タチウオ釣り(電気ウキ・テンヤ) | イカ | 身持ちと光沢が有利 |
| 磯の底物(イシダイなど) | タコ | 硬さと匂いが理想的 |
| 活性が低い時 | タコ | 匂いで寄せる |
| 潮が澄んでいる日中 | イカ | 視覚的アピールが強い |
💡 まとめ
・イカエサは「見せて食わせる」タイプ。
→ 昼・澄潮・視覚重視の魚(マダイ・ヒラメ・タチウオ)に◎。
・タコエサは「匂いで誘う」タイプ。
→ 夜・濁潮・嗅覚重視の魚(ハタ・カサゴ・イシダイ)に◎。
🧭 最終判断
・水が澄んでいる or 明るい時間帯 → イカ
・濁っている or 夜釣り・底物狙い → タコ

