アオリイカは水温が高すぎると活性が下がり、エサを食べなくなります。
では何度が最適?20〜23℃がベスト水温とされ、25℃を超えると動きが鈍くなります。
高水温時の行動・釣果への影響・対策を詳しく解説。
最初に
アオリイカ釣りでは、潮や風以上に「水温」が釣果を左右します。
同じ場所でも「今日は全く食わない」と感じたことはありませんか?
それ、実は水温が高すぎるのが原因かもしれません。
アオリイカは変温動物で、海水温に大きく影響を受けます。
水温が最適な範囲にあると活発に泳ぎ・捕食しますが、
上がりすぎると活動を抑え、エサをほとんど食べなくなります。
この記事では、
・アオリイカが最も活発になる水温
・高水温で食わなくなる理由
・釣果が上がる時期の水温の目安
を釣り人目線で詳しく解説します。
アオリイカが活発になる水温は「20〜23℃」
結論から言うと、アオリイカの活性が最も高くなる水温は20〜23℃前後です。
この温度帯では、
・代謝が最も安定
・活動量が増え、捕食欲旺盛
・夜間も中層〜表層を回遊
といった特徴が見られます。
特に22℃前後は「ベストコンディション」と言われ、秋イカ(新子)も春の大型(親イカ)も積極的にエサを追います。
25℃を超えると活性が下がる理由
水温が25℃を超えると、アオリイカは一気に動きが鈍くなります。
その理由は、酸素量の低下と代謝負荷の増加です。
● 酸素濃度の低下
水温が上がると、海水中に溶け込む酸素量が減ります。
イカは鰓(えら)呼吸で酸素を取り込むため、酸素不足は即ち“息苦しい”状態。
これにより行動が鈍くなり、餌を追う余裕がなくなります。
● 代謝の暴走
水温が上がるほど代謝が早くなりますが、一定を超えると逆に「エネルギー消耗過多」となります。
人間でいえば「夏バテ」と同じ。
動かずにエネルギーを温存しようとするため、エサを食べなくなります。
成長スピードにも影響する
高水温期のアオリイカは「食べない」だけでなく、成長スピードも遅くなります。
アオリイカは通常、最盛期(20〜23℃)で1日あたり5〜10gほど成長しますが、
25℃を超えると摂餌量が減り、成長速度は半分以下になることも。
また、極端な高水温(28℃以上)では、餌を捕食せず深場に移動してしまうことがあります。
季節別の「水温と活性」目安表
| 季節 | 水温 | 活性 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 春(4〜6月) | 18〜22℃ | ◎ 活発に産卵・捕食 | 親イカの産卵期 |
| 初夏(6〜7月) | 23〜25℃ | ○ やや高め | 活性高いがややムラあり |
| 真夏(8〜9月) | 26〜29℃ | △〜× 食い渋る | 深場へ移動・夜は浅瀬可 |
| 秋(10〜11月) | 20〜23℃ | ◎ 最も釣りやすい | 新子シーズンのピーク |
| 冬(12〜3月) | 15℃以下 | × 活動低下 | 深場で越冬・釣果少ない |
この表を見るとわかるように、春と秋が「アオリイカが最も活発になる時期」であることがわかります。
高水温期の対策:深場・夜・潮通し
真夏など水温が高すぎる時期でも、次のような工夫をすればチャンスはあります。
● 水温の低い層を狙う
アオリイカは水温が高くなると深場へ移動します。
日中は水深10〜20mライン、夜間は浅場(3〜5m)に浮上することもあります。
● 夜釣り・朝マヅメを狙う
高水温期でも夜は水温が下がるため、活性が一時的に上がります。
夜明け前後が特に狙い目です。
● 潮通しの良いポイントを選ぶ
堤防先端・岬の先・地磯など、水が動く場所は酸素量が多く、活性が落ちにくいです。
成長の早い時期=釣果の伸びる時期
アオリイカは水温が20〜23℃になると急激に成長し、
釣り人にとっても「釣果爆発の時期」です。
この時期は食欲旺盛で、昼夜問わずエギにもヤエンにも反応が良好。
1週間で100g以上大きくなることも珍しくありません。
釣果を上げたいなら、海水温が20〜23℃台に安定するタイミングを狙いましょう。
要約
・アオリイカが最も活発に動くのは水温20〜23℃。
・25℃を超えると酸素不足と代謝過多で動きが鈍る。
・高水温期は深場・夜・潮通しの良い場所を狙う。
・春と秋が最盛期、夏は避けるのが無難。
釣果アップのコツは「気温」ではなく「水温」。
釣行前に海水温チェックを欠かさないことが、アオリイカ攻略の第一歩です。
FAQ(よくある質問)
Q1. アオリイカは何℃で釣れなくなる?
A1. 一般的に26〜27℃を超えると活性が急低下し、釣果が落ちます。
Q2. 水温が高いときはどんな仕掛けが有効?
A2. ヤエンなら深場狙い・重めのオモリ付き仕掛け、エギングならシャロータイプよりノーマルタイプが安定します。
Q3. 水温はどこで確認できる?
A3. 和歌山などでは「沿岸水温観測サイト(気象庁・海上保安庁)」で無料チェックできます。


