「人を食べる魚」は存在するが、ほとんどのケースは例外的・特殊な条件下での出来事です。
日常的に『人を狙って捕食する』魚はごく少数です。
1) サメ(特にホホジロザメ・イタチザメ類・ブルシャーク)について。
サメは大型種で人に重傷・死亡を与える例が最も知られています。
理由は「大きさ・咬合力・高速の捕食行動」によるところが大きく、誤認(アザラシなどの獲物と見間違える)や好奇心で噛むことが多いと考えられます。
歴史的に人間の死亡例につながった事件や、サメの胃から人の遺物が見つかった例が報告されています。 ウィキペディア+1
2) ピラニア(南米淡水域)の実態。
「人食い魚」というイメージが強いピラニアですが、実際は臆病で単独では人を襲うことは稀です。
ただし、以下の条件が重なると危険になります。
・溺れて動けない、血や体液が多く出ている、あるいは大量の個体が短時間に興奮した場合。
実際にカヌー転覆や溺水の被害者がピラニア群により損傷を受けたという報道例があります。 TSURINEWS+1
3) 大型ナマズ・“人食いナマズ”の伝承と報告(南米など)。
南米の一部には「ジャウー(Jau/巨大ナマズ)」のように、人を飲み込んだ・襲ったという言い伝えや報告があり、現地報道や釣り系まとめ記事でも取り上げられます。
科学的に全て確証されているわけではなく、溺死後の死体損傷(死体の肉が魚に食われる)と襲撃の因果関係が不明なケースも多い点に注意が必要です。 AQUA_生き物たちの隠された魅力を解き明かす、釣り人たちの冒険譚+1
4) その他(巨大ハタ類・グルーパーなど)。
大型のハタ類(giant grouper=オオクチイシナギ等)は非常に大きく、人間を飲み込むほどの体格を持つ個体もいますが、野生で人を狙って捕食するという確固たる記録は稀です。
ただし事件性のある噛み付きや、死体の一部を食べるケースは報告例があります。
5) 「人が食われる」ケースの多くは次のどれか。
・襲撃(攻撃)により直接致命傷を負う(主にサメ)。
・溺死などで先に死亡し、その後に魚や甲殻類に食べられる(ピラニアや魚群の後食)。
・偶発的ないし誤認(獲物と間違える)。
この区別は重要で、「魚が人を狙って捕食した」のか「魚が死体を食べた」かで意味が大きく異なります。 TSURINEWS+1
6) 発生確率(感覚値)。
・サメによる致命的な襲撃は地域による差はあるが極めて稀。
・ピラニアは「集団での後食」など特別条件で被害が出るが、普段の川遊びで突然襲われる確率は低い。
・大型ナマズやグルーパーの「人捕食」は伝説・局所報告が多く、科学的に多数の確定例があるわけではない。 サメぺディア by シャーク・アクティビストReino+1
7) 危険を減らす現実的な対策(釣り人・遊泳者向け)。
・海では早朝・夕暮れの入水を避ける(サメの活動時間帯と重なる場合がある)。
・釣りや海水浴では血や生魚のにおいを大きく出さない。
・単独で泳がない。浅瀬で大声やはしゃぎすぎない(ピラニア等の興奮要因を避ける)。
・地域の危険生物情報(サメ出没情報、ピラニア注意報など)を事前に確認する。
・溺者や負傷者を発見したら、すぐに専門機関(海上保安・消防)へ連絡する。
これらは多くの事件で有効だったとされる基本的な予防策です。 サメぺディア by シャーク・アクティビストReino+1
8) まとめ(結論)。
「人を食べるかもしれない魚」は確かに存在するが、日常的に人を狙って襲う種は少数であり、多くは特殊な状況(溺死・血や興奮・大量群れ)で起きる例が多いです。
危険を完全にゼロにはできませんが、状況把握と基本的な予防行動でリスクは大幅に下げられます。

