イガミ(ブダイ)は、地域によっては“磯の高級魚”と呼ばれるほど旨い魚です。
ただし、扱い方と調理法で味が大きく変わる魚でもあります。
以下では、釣り人・料理好き両方の視点から、イガミを最も美味しく食べる方法を詳しく紹介します。
🐟 イガミ(ブダイ)の特徴
・体表がぬめりで覆われており、独特の磯の香りが強い。
・身は白く、加熱するとふんわり柔らかい。
・脂は少なめだが、うま味の強い上品な白身魚。
この「磯の香り」をどう活かすか、またはどう抑えるかが、食べ方のコツです。
🍣 1. 刺身(新鮮な大型個体限定)
釣ってすぐ血抜き・神経締めをした場合は刺身も絶品。
クセが少なく、コリコリとした食感と自然な甘みが楽しめます。
▪ ポイント
・釣った直後に「海水氷(3kg400円)」でしっかり冷やす。
・真水で洗うと臭みが出るため、必ず海水で処理。
・2〜3時間寝かせると旨みが増します。
※ただし小型個体や夏場は、やや臭みが強くなるため加熱調理がおすすめです。
🍲 2. 煮付け(王道の食べ方)
最も安定して美味しく食べられるのが「煮付け」。
クセが抑えられ、身がふんわりとほぐれます。
▪ 煮汁の黄金比
醤油:みりん:酒:砂糖=2:2:2:1
最後に生姜をひとかけ入れると磯の香りがやわらぎます。
身離れが良いので、家庭でも失敗しにくいです。
🧂 3. 塩焼き(皮目の香ばしさを楽しむ)
皮に独特の香りがあるため、強めに焼くのがコツ。
表面をカリッと仕上げると香ばしさと旨みが際立ちます。
・粗塩を多めに振る。
・遠火でじっくり10〜15分焼く。
・焼く前にぬめりをしっかり取る(塩を揉み込んでから流水で洗う)。
🐚 4. 味噌汁・潮汁(アラを活用)
イガミのアラ(頭・中骨)は出汁が非常に良く出ます。
脂分が少ないため、上品で澄んだ味の汁物になります。
・湯通ししてから味噌汁に入れる。
・生姜やネギを加えると風味が締まる。
🍛 5. フライ・唐揚げ
白身がふんわりとしているため、フライにも最適。
特に子どもや磯の匂いが苦手な人にはおすすめ。
・三枚おろしにして一口大にカット。
・塩コショウを振り、衣を薄めにつける。
・180℃の油で2〜3分、きつね色になるまで揚げる。
外はサクッ、中はホロホロの食感に。
🍶 6. 味噌漬け・粕漬け(保存と風味アップ)
脂の少ないイガミは、漬け焼きにすると旨味が凝縮されます。
味噌や酒粕の香りが加わることで、磯臭さを完全にカバー。
・味噌:みりん:酒=3:1:1のタレに一晩漬ける。
・焦げやすいので弱火でじっくり焼く。
🧊 下処理のコツ
・ぬめりは「塩をすり込んでから熱湯をかけ、すぐに冷水で流す」。
・この一手間で臭みがほぼ消えます。
・血抜きとワタ抜きは必ず現場で行う。
🌿 まとめ
イガミは調理を誤ると「磯臭い魚」になりがちですが、
正しい処理と火の入れ方をすれば、上品で甘い白身魚に変わります。
おすすめ順にすると、
1️⃣ 煮付け
2️⃣ 塩焼き
3️⃣ フライ
4️⃣ 味噌汁
5️⃣ 刺身(大型限定)
になります。


