小さすぎるアオリイカは海に帰そう!

🎣 なぜ小さすぎるアオリイカはリリースすべきなのか

① 資源を守るため

アオリイカは1年で一生を終える短命な生き物です。
しかし、産卵前に釣り上げられてしまうと、次の世代を残せないことになります。

特に秋(9〜11月)は「新子(しんこ)」と呼ばれる生まれたばかりの個体が多く、
この時期に小型を乱獲すると、翌春の親イカが減少します。

たとえば――
・胴長10cm(重さ100g以下)程度のイカはまだ幼体。
・この時期にリリースすれば、1〜2か月後には300〜400gに成長します。

つまり、今逃がすことで数倍大きくなったイカを後で釣れるのです。


② 味もまだ発達していない

小さなアオリイカは身が薄く、水分が多めで、
「甘み・ねっとり感」が未成熟なことが多いです。

アオリイカのうま味成分(グリシン・アラニン)は成長とともに増えるため、
200gを超える頃から本来の濃厚な味わいになります。

つまり、食べて美味しい時期まで待った方が、魚としても報われるということです。


③ 釣り場の未来を守る行為になる

アオリイカは地域ごとに**「居付き個体」**が存在します。
そのため、小型を全て持ち帰ってしまうと、翌年の釣果が激減します。

釣り人が自主的にリリースするだけで、
次のシーズンのアオリイカ数が安定しやすくなると考えられています。

釣り人全員が「小さいイカは逃がす」を徹底すれば、
地元の漁港や磯でもアオリイカの姿が絶えにくくなります。


🦑 リリースの目安サイズ

状態 胴長 重さ 対応
新子(秋) 8〜12cm 50〜150g リリース推奨
若イカ(秋〜初冬) 13〜18cm 200〜300g 食用サイズ(OK)
成熟個体(冬〜春) 20cm以上 400〜3000g 産卵親イカ(できれば数を控える)

🫧 リリース時の注意点

・陸に上げたら、できるだけ触らずに素早く海へ戻す
・乾いた手や布で触ると、皮膚が剥がれて死んでしまうことがある
・イカをネットですくう場合は、水に浸けたまま静かに逃がす

また、墨を吐いた直後は体力が落ちているため、
水中でしばらく泳ぎ出すのを確認してから放してあげるのが理想です。


🌊 まとめ

小さなアオリイカは、
・まだ成長途中で美味しくない
・産卵できずに資源が減る
・逃がせばまた釣れる可能性が高い

この3点から、リリースするのが最も賢い選択です。

釣りは「釣る楽しみ」と「残す思いやり」の両立が大切。
小型を逃がし、大型に育ったアオリイカを次の釣行で狙いましょう。

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