「魚やアオリイカには海水氷がいい」とよく言われます。
では、同じ海の生き物であるエビ・カニ・タコにも、海水氷は効果的なのでしょうか?
実は、同じ海水生物でも「体の構造」や「塩分への耐性」によって、最適な冷却方法は異なります。
今回は、それぞれの生物の構造を分析し、海水氷が向いている生物・向かない生物を
科学的に解説します。
目次
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海水氷とは?
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魚やアオリイカに適している理由
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エビ・カニ・タコの体の構造的な違い
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生物別に見る海水氷の効果
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まとめ
海水氷とは?
海水氷は、海水をそのまま凍らせた氷です。
釣太郎では黒潮の海水を使用しており、塩分濃度は約3.4%。
この塩分のおかげで、
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凍結温度が−1.8℃前後と低い
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魚体と同じ塩分濃度で浸透圧が安定
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細胞を壊さずに冷却できる
という特徴があります。
結果、魚やイカの鮮度・透明感・旨味を保つ理想的な冷却法になるのです。
魚やアオリイカに適している理由
魚やアオリイカは、体全体が海水に近い塩分濃度を持つ海水性生物。
筋肉や体液の塩分バランスが安定しており、海水氷に触れても浸透圧ショックが起きません。
そのため、
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細胞が壊れない
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水分を吸い込まない
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身が締まり、白濁りしない
という理想的な状態で冷却が可能。
特にアオリイカは真水に弱く、真水氷で冷やすとすぐ白濁しますが、海水氷なら透明感を保ったまま冷やせます。
エビ・カニ・タコの体の構造的な違い
ここでポイントとなるのが、体表構造と細胞の塩分耐性。
| 生物 | 体の構造 | 塩分耐性 | 海水氷との相性 |
|---|---|---|---|
| 魚 | 鱗と粘膜で保護 | 高い | ◎ |
| アオリイカ | 皮膚が薄く海水依存 | 非常に高い | ◎ |
| エビ | 殻(外骨格)で覆われている | 中程度 | ○ |
| カニ | 硬い甲羅で覆われている | 中程度 | ○ |
| タコ | 皮膚が柔らかく筋肉質 | 高い | ◎ |
エビやカニは外骨格(殻)を持っており、内部の細胞が直接海水に触れないため、
浸透圧の影響をほとんど受けません。
一方でタコは皮膚が柔らかく、イカと同じく真水に弱い構造です。
生物別に見る海水氷の効果
● エビの場合
海水氷で冷やすと、表面の乾燥を防ぎ、色変化を遅らせる効果があります。
ただし、長時間漬けると殻が白っぽくなることがあるため、
袋やトレーに入れて間接的に冷やすのがベスト。
→ 適度な冷却に向く(おすすめ度:★★★★☆)
● カニの場合
カニもエビ同様に外骨格に覆われており、塩分影響は少なめ。
しかし、カニは内臓やミソ部分の酸化が早いため、急冷が重要です。
海水氷は−1.8℃と低温で、ミソを劣化させずに冷却できるため非常に有効です。
→ 特に鮮度保持に効果的(おすすめ度:★★★★★)
● タコの場合
タコはイカと同じく筋肉質で、皮膚が薄く真水に非常に弱い生き物。
真水氷に入れるとすぐ白くなり、質感が変わってしまいます。
海水氷で冷やすことで、
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筋繊維が壊れない
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ぬめりが保たれる
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煮ても柔らかく仕上がる
つまり、タコもアオリイカ同様、海水氷が最適です。
→ 白濁防止・食感保持に最も効果あり(おすすめ度:★★★★★)
まとめ
海水氷は魚やアオリイカだけでなく、
エビ・カニ・タコにも効果的な万能冷却方法です。
ただし、それぞれに最適な使い方があります。
| 生物 | 海水氷の効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 魚 | 細胞を守り、旨味・見た目保持 | 特になし |
| アオリイカ | 白濁り防止・透明感維持 | 墨袋注意 |
| エビ | 乾燥防止・色保持 | 長時間浸漬は避ける |
| カニ | 内臓劣化防止・鮮度維持 | ミソを冷やしすぎない |
| タコ | 食感保持・白濁防止 | 真水は厳禁 |
海水氷は単なる「冷却手段」ではなく、鮮度と美味しさを守る科学的ツールです。
要約(CTA)
エビ・カニ・タコも「海水氷」で冷やす時代。
釣太郎の海水氷は、1kg 200円・3kg 400円で各店販売中。
黒潮の海水をそのまま凍らせた天然氷で、あなたの釣果を最高の一皿へ。


