タマミ(ハマフエフキ)は、和歌山でも人気の高級魚で、
「磯の王様」と呼ばれるほど食味に優れています。
特に夏から秋にかけての産卵後、脂が乗り始める時期は絶品。
ここでは、タマミの旨味を最大限に引き出すおすすめの食べ方を、
家庭でも実践できる方法で詳しく紹介します。
🥢 タマミの味の特徴
・白身魚ながらしっかりした弾力と脂の甘みがある。
・大型個体ほど脂がのり、刺身でも旨味が強い。
・皮目に強い香ばしさがあるため、皮ごと調理が美味しいポイント。
🍣 1. 刺身(皮霜造り)
● 下処理
・釣れたらすぐに血抜き→内臓除去→海水氷で冷却。
・身を寝かせると旨味が増すので、1日寝かせが理想。
● 皮霜造りの作り方
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三枚におろし、腹骨を取る。
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皮をつけたまま、皮目に熱湯をかけ、すぐ氷水に落とす。
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水気を拭き取り、薄くそぎ切りに。
→ 皮の香ばしさと脂の旨味が合わさり、まるで鯛のような上品な味わいに。
● 合う薬味
・わさび醤油のほか、柚子胡椒、ポン酢もおすすめ。
🔥 2. 塩焼き(皮パリパリ仕上げ)
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鱗をしっかり取り、両面に塩をふる。
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10〜15分置いて水分を抜き、キッチンペーパーで軽く拭く。
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グリルまたは炭火で、皮目からじっくり焼く。
→ 皮はパリッと、身はふっくら。脂が多い大型個体ほど塩焼き向き。
💡ポイント
・塩は少し強めにふる。
・身が締まるので焼きすぎ注意。
🍲 3. アラ汁(出汁が絶品)
・頭、カマ、骨付き身をぶつ切りにして湯通し(臭み抜き)。
・味噌汁または潮汁にして煮込む。
→ 甘みのある白濁スープがとれます。
→ ネギ・しょうがを添えると磯臭さを抑えられる。
💡ポイント
・アラに脂が多いので、煮すぎず「中火でコトコト」がコツ。
🍳 4. ムニエル・バター焼き(洋風アレンジ)
・切り身に軽く塩胡椒、小麦粉をまぶす。
・バターで両面こんがり焼き、レモンをかける。
→ タマミのコクのある旨味とバターの風味が相性抜群。
→ 白ワインや日本酒にも合います。
🍛 5. 煮付け(和風の定番)
・醤油、みりん、酒、砂糖、生姜で甘辛く煮る。
・身がしっかりしているため煮崩れしにくく、味が染みやすい。
→ 尾身(尾に近い部分)が特に美味。
🧊 保存・熟成のコツ
・釣った直後に神経締めして血抜き。
・海水氷で冷やしすぎず、翌日刺身がベストタイミング。
・2〜3日寝かせると旨味成分(イノシン酸)がピークに。
🍽 おすすめ組み合わせ
| 調理法 | おすすめサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 刺身・皮霜造り | 2kg以上 | 脂の甘みが強く上品 |
| 塩焼き | 1〜2kg | 香ばしく皮が旨い |
| アラ汁 | 全サイズ | 出汁が濃厚で冬に最適 |
| 煮付け | 小型(1kg以下) | 身が柔らかく家庭向き |
| ムニエル | 切り身 | 臭み少なく洋風にも合う |
🧭 まとめ
タマミは「皮」「脂」「出汁」を活かすと極上の味になります。
最もおすすめの食べ方は——
皮霜造り・塩焼き・アラ汁の3点セット。
和歌山の釣り人の間では、
「釣って嬉しい・食べて旨い・見た目も豪快」な魚として人気の的です。


