ブラックライトの原理を解説!

ブラックライトの原理をわかりやすく説明します。


● ブラックライトとは?

ブラックライトとは、紫外線(UV:Ultraviolet)を照射する特殊なランプのことです。
見た目は暗く、肉眼ではほとんど光っていないように見えますが、実際には人間の目に見えない波長(おおよそ365nm前後)の光を強く放っています。


● 原理

ブラックライトの基本原理は「蛍光発光(けいこうはっこう)」です。

  1. ブラックライトは**紫外線(UV-A:波長315〜400nm)**を照射します。

  2. 紫外線が当たると、蛍光物質(蛍光インク、洗剤、蛍光塗料など)が一時的にエネルギーを吸収します。

  3. その後、吸収したエネルギーを可視光(人間に見える光)として放出します。

  4. これにより、暗い場所でも蛍光物質が青白く、または緑色やピンク色に光って見えるのです。


● 使われている波長

ブラックライトが発する光は、主に365ナノメートル(nm)前後の紫外線です。
この波長は「UV-A」と呼ばれ、人の皮膚や目に比較的安全な範囲の紫外線です(ただし、長時間の直視は避けるべきです)。


● 蛍光が光る仕組み

蛍光物質には、分子内部にエネルギー準位の差があります。
紫外線が当たると、分子は一時的に「励起状態(れいきじょうたい)」になります。
しかし、その状態は長く続かず、すぐに元の状態に戻ります。
そのときに余ったエネルギーを可視光として放出します。
この放出された光が、私たちの目に「光っている」と見えるのです。


● ブラックライトの用途

ブラックライトは、以下のようなさまざまな場面で活躍しています。

  • 鑑識・防犯
     お札やパスポート、クレジットカードの偽造防止インクの確認。

  • 科学・教育
     鉱石や生物の蛍光反応の観察。

  • アート・イベント
     蛍光塗料や衣装を使ったブラックライトアート。

  • 釣り
     夜釣りで「蛍光ライン」「夜光エギ」を光らせるためのライトとしても使われる。


● まとめ

ブラックライトは、

  • 人間には見えない**紫外線(UV)**を出し、

  • 蛍光物質がその光を**可視光として再放出する現象(蛍光発光)**を利用する、
    という原理で成り立っています。

暗闇の中で光るインクやラインが見えるのは、紫外線が「目に見える光」に変換されているからなのです。

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