万が一、海に落ちてしまったらどうすればいい?
釣り人が知っておくべき落水時の生存行動、助かるための姿勢、そして予防策をわかりやすく解説。
最初に
「まさか自分が落ちるなんて」――そう思っていませんか?
磯や堤防、テトラ帯では、一瞬の油断で落水事故が起きます。
しかし、正しい知識を持っていれば、助かる可能性は格段に上がります。
今回は、釣り人が海に落ちたときに取るべき行動を、わかりやすくまとめました。
H2:落水直後に最も大切なのは「パニックにならないこと」
海に落ちた瞬間、ほとんどの人は冷たさと恐怖でパニックになります。
しかし、ここで暴れてしまうと体力を一気に消耗し、沈む原因になります。
まずは深呼吸し、
「慌てず、体を浮かせる」ことを最優先に。
H2:落ちた直後の5つの行動手順
① 頭を上げて浮く
無理に泳ごうとせず、顔を上に向けて浮く姿勢(背浮き)を取りましょう。
服や長靴が重く感じても、水を含んだ状態では意外と浮力があります。
② 手足を大きく動かさない
もがくほど沈みます。
水の抵抗を利用し、体を広げて浮力を稼ぐことがポイント。
③ 靴や服は脱がない
多くの人が「重いから脱ごう」と考えますが、それは逆効果。
実際は、服の中に空気が入り浮力を生むため、脱がない方が安全です。
④ 近くに浮ける物があれば掴む
クーラーボックス、発泡スチロール、タモ枠、ライフジャケットの肩ベルトなど、
何でもいいので浮力体を確保します。
⑤ 周囲に助けを求める
声を上げる、手を振る、笛を吹くなどして自分の存在を知らせることが最重要。
夜釣りならヘッドライトを点灯させるのも有効です。
H2:生存率を高める「背浮き姿勢」
「背浮き(せうき)」とは、力を抜いて仰向けになる姿勢です。
両手足を開き、あごを上げ、呼吸を確保します。
この姿勢で助けが来るまで10〜30分以上浮いていられることもあります。
体温の低下を防ぐため、体を丸めて**省エネ姿勢(HELPポジション)**を取るのも有効です。
H2:落ちないための予防策
● ライフジャケットは必ず着用
特に自動膨張式ではなく、発泡素材の固定式が落水時に即効性があります。
● スパイクシューズ・滑り止め必須
磯・テトラでは、靴底のグリップが命綱です。
釣具屋スタッフも「靴が一番大事」と口を揃えます。
● 一人釣行を避ける
誰かがそばにいれば、助けを呼ぶ時間が早くなる。
単独釣行は極力避けましょう。
H2:救助を待つときの心得
・波間で姿勢を安定させる
・無理に泳がず、体力温存
・救助艇や人影を見たら、片手を大きく上げて合図
「動かず、浮いて待つ」──それが助かるための鉄則です。
要約
海に落ちたら:
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パニックにならない
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体を浮かせる(背浮き姿勢)
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服を脱がない
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浮くものを掴む
-
助けを呼ぶ
そして、落ちないための装備と心構えが何よりも大切。
釣りは「安全があってこそ楽しめる趣味」です。


