小さすぎるアオリイカ(特に胴長15cm以下・重さ150g未満)はできるだけリリースするのがおすすめです。
その理由を釣り人目線で詳しく説明します。
● 1.成長が非常に早く、放せばすぐ大きくなる
アオリイカは生後2〜3か月で100g前後、半年で500g、1年で1〜2kgにまで成長します。
つまり、今リリースすればわずか数週間〜1か月で釣りごたえのあるサイズになります。
資源保護というより「次にもっと楽しむための投資」に近い考え方です。
● 2.リリース後の生存率が高い
アオリイカは体が柔らかく、魚のようにウロコや粘膜がないため、
雑に扱うとすぐに弱ってしまいますが、海中に早めに戻せばかなりの確率で元気に泳ぎます。
エギやヤエンの針が軽く掛かっただけなら、生きたまま逃がすのがベストです。
● 3.次世代の親イカになる
秋に釣れる小型アオリイカ(通称「新子」)は、翌年春の産卵期に繁殖する親イカ候補です。
秋に釣りすぎると翌年の個体数が減る可能性もあります。
近年は温暖化で通年型になりつつありますが、地域資源としてのバランスを守る意味でもリリースが理想的です。
● 4.食べてもまだ旨味が少ない
小型の新子は、身が薄く水分が多いため、旨味成分(アミノ酸類・イノシン酸)が少なめです。
刺身にしても風味が弱く、火を通すと身が縮みやすい傾向があります。
美味しさという点でも、200〜300g以上の中型以降がベストです。
● 5.釣り人のマナーとして
最近では、アオリイカの人気上昇とともに、小さな個体を大量にキープする人が増え、
地元釣り人や他の釣り人から「もう少し大きくしてから取ってあげてほしい」と言われるケースもあります。
**“釣って楽しく、育てて楽しむ”**という考え方が広がりつつあります。
● まとめ
| サイズ | 状況 | 判断目安 |
|---|---|---|
| 胴長10cm未満(約50〜150g) | 新子 | リリース推奨 |
| 胴長12〜15cm(約200〜300g) | 秋の釣りごろサイズ | キープ可 |
| 胴長20cm以上(500g〜) | 成長個体 | 食味・引きも最高潮 |


