5月に3キロ級のアオリイカを釣り上げると
「このイカはいったい何月に生まれたのだろう?」
と疑問に思う釣り人は少なくありません。
アオリイカは成長が非常に早く
水温や餌環境によって生まれてから半年足らずで大型化します。
今回はAIシミュレーションを用いて
5月に3キロに達する個体がいつ生まれたのかを推定します。
アオリイカの基本成長データ
・アオリイカは卵から孵化後
約1か月で5~10cm
3か月で200~400g
6か月で1~1.5kgに成長します。
・餌が豊富で水温が高い海域では
1か月ごとに体重が1.5~2倍のペースで増加することもあります。
・黒潮の影響を受ける南紀や九州では
水温が20℃を超える期間が長く
全国でもトップクラスの成長スピードを誇ります。
AIシミュレーション:5月3キロ到達までの逆算
AIが過去30年間の南紀エリア水温データと
アオリイカの成長曲線をもとに試算しました。
条件設定
・春先の水温:18~22℃
・餌密度:高
・成長率:1か月で体重1.6倍
・5月初旬に体重3kg到達
逆算結果
・4月初旬:1.8kg
・3月初旬:1.1kg
・2月初旬:700g
・1月初旬:400g
・12月初旬:250g
・11月初旬:150g
・10月初旬:90g
・9月初旬:50g(胴長10cm前後)
・8月初旬:孵化直後(約1g)
この成長カーブから
5月に3kgに達する個体は「前年8月~9月生まれ」
という結果が導かれます。
地域差と例外
・南紀・九州:黒潮の影響で水温が高く
8月生まれでも5月に3kg超えが可能。
・紀北・四国:水温がやや低いため
同じ3kg級でも9月生まれが中心。
・沖縄:年中産卵があるため
7月生まれでも5月3kg級に育つ例があります。
釣り人が知っておきたいポイント
・大型が釣れる春の親イカは
前年夏~初秋に生まれた世代が主役。
・秋の新子を狙う時期に釣り場を把握しておけば
翌年春のモンスター級ポイントのヒントになります。
・成長速度は水温・餌環境・個体差によって前後するため
同じ釣り場でも1~2か月のズレが生じます。
まとめ
5月に3キロ級となるアオリイカは
AIシミュレーションの結果
前年8月~9月生まれが最有力です。
黒潮に育まれた南紀では
わずか8か月で3キロに到達する驚異的なスピード成長が可能。
秋の新子釣りで小型を数釣りした場所こそ
翌春の親イカ狙いの最重要ポイントとなります。
アオリイカ釣ったら冷やす氷は海水氷。
これで3割美味しくなります。


