漁師やベテラン釣り師の間には
「カマス1匹見たら底に1000匹」
という有名な言い伝えがあります。
これは、一匹でも姿が見えたらその近くに大群が潜んでいることを示す格言。
しかし最新の漁師の証言や現場観察によると、この“1000匹”という数字はむしろ控えめである可能性があります。
実際には500〜5,000匹規模の大群が発生するケースも確認されているのです。
「1匹=底1000匹」の背景
群れの外れが見える=本体はさらに奥
・カマスは群れの周縁部を泳ぐ個体が先に人目につきやすい。
・その1匹を見つけた時点で、群れの本隊は水中奥深くに大規模に待機している可能性が高い。
捕食回避の戦略
・小型カマスほど外敵から狙われやすく、群れの密度を高めることで生存率を上げる。
・群れの外側は「囮」役となり、内側の個体が安全に活動できる仕組み。
実際の群れ規模:500〜5,000匹も
南紀や伊豆、九州などカマスの名所では
・港湾部に押し寄せる500〜1,000匹クラスの群れ
・外洋の潮目に形成される3,000〜5,000匹クラスの超大群
が観測されています。
特に秋の新子シーズンは港内や堤防周辺にこれほどの大群が入り込み、漁師が「海が黒く見える」と形容するほどの光景が出現します。
夕まずめや夜間には、海面が一斉に波立ち、カタクチイワシやキビナゴを追い込むカマスの群れが肉眼で確認できることもあります。
大群が発生する理由
捕食回避
・外敵に対して個体数で圧倒し、1匹あたりのリスクを低減。
エサ効率
・群れでベイトを囲み、同時に捕食することでエサの取りこぼしを減らす。
成長段階の影響
・10〜20cmほどの小型は特に群れを大きく作り、数千匹規模で回遊。
・30cm以上の大型は群れが分散し、数十〜数百匹単位の中規模群に変化する。
釣り人が活かすべき攻略ポイント
・1匹を見たら即チャンス
外れ個体が見えた瞬間、群れ本体はすぐ近くにいる可能性が高い。
仕掛けを素早く投入し、レンジを探るのが鉄則。
・時合を逃さない
大群は一気に港へ入り、潮が変わると一気に去る。
10分単位で釣果がゼロになることも珍しくない。
・タナ合わせが命
表層〜中層を群れが縦横無尽に動くため、ジグサビキやサビキ釣りで細かくレンジを調整すると釣果が倍増。
まとめ
・カマスは「1匹見たら底に1000匹」という言葉通り、超大規模な群れを形成する魚。
・実際には500〜5,000匹規模の群れが発生することもあり、釣果爆発のサインは1匹の気配から始まる。
・小型ほど大群を作る傾向が強く、秋の新子シーズンは特にチャンスが大きい。
一匹を見つけたら迷わず仕掛け投入。
この鉄則を覚えておけば、次の釣行で爆釣の可能性が一気に高まります。
カマスは数そのものが釣果に直結する魚。
「1匹=底に1000匹」どころか、〜5,000匹の大群が潜んでいる可能性を想定して、次の釣行に挑んでみてください。


