釣った魚を一番美味しく持ち帰るコツは「氷選び」にあります。
実は海で釣れる魚は、水道水を凍らせた真水氷よりも、海水をそのまま凍らせた
海水氷で冷やした方が鮮度保持率が格段に高まります。
ここでは、海水氷の効果が特に大きい魚のリストと、その科学的根拠を詳しく紹介します。
海水氷で冷やすべき魚リストと理由
サバ(マサバ・ゴマサバ)
・鮮度劣化スピードが最速クラス。
・「生き腐れ」と呼ばれるほど体内酵素の活性が高く、真水氷では浸透圧差で身が水っぽくなる。
・海水氷なら浸透圧が近く、ドリップ(旨味汁)流出を約30%抑制。
アジ(マアジ・ムロアジ)
・血抜き後もATP分解が早い。
・真水氷では浸透圧差で表皮が白く変色しやすい。
・海水氷はpH変化を抑え、プリプリ食感が20%長持ち。
カツオ
・筋肉内のヒスタミン生成が早く、常温放置は危険。
・海水氷で一気に冷やすことで細菌繁殖を抑え、色変わりを40%遅延。
イワシ類(マイワシ・ウルメイワシ)
・脂肪酸が酸化しやすく、真水氷では皮が裂けて見た目が劣化。
・海水氷で急冷すると酸化速度が約25%低下。
カマス(アカカマス・ヤマトカマス)
・高水分で筋繊維が柔らかく、真水で締めると水っぽくなる。
・海水氷なら水分保持率が15〜20%向上。
タチウオ
・皮が薄く、真水で冷やすと鱗が剥がれやすい。
・海水氷なら表面ダメージを防ぎ、銀色の光沢を長時間キープ。
アオリイカ
・真水が触れると細胞が破裂し、白濁や軟化が進む。
・海水氷なら透明感と甘味を最大限保持。
ハマチ・ブリなど青物全般
・脂が多く酸化が早い。
・真水氷では脂が乳化して白濁しやすいが、海水氷なら脂焼け防止効果が高い。
海水氷が優れている科学的根拠
・浸透圧が海水とほぼ同じため、魚の細胞膜が破壊されにくい。
・0℃前後で塩分により凍結点が下がり、真水氷より約1℃低く保冷可能。
・血抜き後も筋肉中ATPが長く保持され、旨味成分イノシン酸への変換が遅れる。
・結果として「鮮度保持率30%以上アップ」「見た目2倍長持ち」が期待できる。
まとめ
・海水魚を美味しく持ち帰るなら、氷は海水氷一択。
・特にサバ・アジ・カツオ・イワシなど劣化が早い魚には必須。
・釣った直後に血抜き+海水氷で急冷すれば、自宅で刺身にしても漁港直売並みの味を再現可能。


