ウニの中心に見えるオレンジ色の穴は目ではない。
実は体全体で光を感じ取る独特の視覚を持つ海の生き物。
釣り人が知っておくべきウニの不思議な構造を解説します。
リード文
黒々としたトゲの中央に、オレンジ色の丸い穴。
まるで「ひとつ目」のように見えるその部分を、目だと思ったことはありませんか。
しかし、ウニには人間のような目は存在しません。
実はウニは、体全体で光を感知するという驚きの視覚を持つ生き物なのです。
ウニの「目に見える」オレンジの正体
・写真中央にあるオレンジ色の穴は、**肛門(肛門板)**と呼ばれる排出口。
・食べた海藻や小動物を消化した後、この穴から排泄します。
・釣り人が磯で見かけるウニの“目”のようなものは、実は消化器官の出口なのです。
ウニはどうやって周囲を見ているのか
体全体が光センサー
・ウニの皮膚には光を感じる細胞が全身に分布。
・無数の棘と皮膚が一つの巨大な「複眼」のように機能します。
光の方向を判別
・強い光が差す方向を感じ取り、岩陰や海藻の下など暗い場所へ移動。
・捕食者から身を守るための重要な能力です。
釣り人が知っておくべきポイント
・磯釣りの際、足元に転がるウニは鋭い棘でケガをする危険あり。
・ウニは視覚で光を察知して動くため、夜間よりも昼間に活発に移動することも。
・魚のエサ取りとして釣果に影響する場合もあるため、ウニの習性を理解しておくと有利。
南紀の磯でよく見かける種類
・ムラサキウニ
・バフンウニ
・アカウニ
南紀エリアではこれらが一般的で、釣り人の足元や岩陰に潜んでいます。
まとめ
ウニには「目」のように見える部分があっても、実際の目は存在しません。
体全体で光を感知することで海中を生き抜く、不思議な視覚システムを備えています。
次に磯でウニを見つけた時は、そのオレンジの穴が「目」ではなく排出口であることを思い出し、
自然の奥深さに改めて驚いてみてください。


